音楽療法プログラム~6月のとある高齢者デイサービスでの実践例〜

みなさん、こんにちは。

音楽療法士&リトミック講師の柳川円です。

5月も後半戦になりまして、もう時期梅雨の時期でもある6月がやってきますね。

雨が続く梅雨の時期は気持ちが上がらないことも多くなるかと思いますが、そんなときに音楽の力で気分を盛り上げてみてはいかがでしょうか??

今回は高齢者領域で音楽療法を行なっていた私柳川が、とあるデイサービスで行なっていた6月の音楽療法の実施例をご紹介いたします。

これから6月の音楽療法のセッションのプログラムを立てるという方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

高齢者音楽療法のプログラム例~6月編~

今回は高齢者領域で行なっていた6月の音楽療法セッションの実施例をご紹介いたします。

音楽療法では個人の方を対象に行う個人セッションと、数人で行う集団セッションの二つの形態がありますが、今回はデイサービスでの集団セッションを例にご紹介いたします。

これまで様々な高齢者のデイサービスで音楽療法活動を行って参りましたが、大体20〜30人で行うことがほとんどでしたので、そのくらいの人数で行う集団セッションと思っていただければ幸いです。

 

高齢者音楽療法のプログラム例6月編①目標を立てる

音楽療法を行う前に、目標を立てます。

高齢者のデイサービスでセッションを行う際の目標の例としては、

  • 認知症予防
  • 気分の発散
  • 潜在意識の維持、向上

などを目標に掲げて行うことが多かったです。

 

高齢者音楽療法のプログラム例6月編②プログラム内容を考える

音楽療法活動の目標が決まったら、プログラム内容を考えます。

今回は、6月の時期にデイサービスでの集団セッションを行ったプログラム内容をご紹介いたします。

音楽療法プログラム例6月プログラム①はじまりの歌

私は音楽療法活動を始める際に、はじまりの歌となるものを歌っていました。

毎回同じ歌を音楽療法開始時に歌うことで、これから音楽療法が始まるという意識をもってもらうためです。

はじまりの歌として、私がデイサービスで使用していた歌は

  • 世界の国からこんにちは
  • 365歩のマーチ

をよく使用していました。

はじまりの歌は、暗めの曲よりも明るめの曲を選曲する方がおすすめです。

音楽療法プログラム例6月プログラム②日付確認

はじまりの歌を歌った後は、日付確認を行います。

デイサービスに通われる方の中に、認知症などにより今日の日付や季節がわからないという方もいらっしゃいます。

ですから、本格的に季節の歌などを歌う前に事前に日付確認をするといいでしょう。

また、私は日付確認をした後によく【今日は何の日】という話題をしておりました。

音楽療法セッションを行う日の記念日からの問いかけなどにより、回想を引き出すことにつながるかもしれませんので、このような話題提供はおすすめです。

特に食べ物の話題やお花の話題は、盛り上がることが多いです。

記念日以外にも誕生花から花言葉を話題にするもの面白いです。

ぜひ、対象者の方に合わせた日付からの話題提供を考えられてみてください。

音楽療法プログラム例6月プログラム③季節の歌

日付確認を行った後は、季節の歌を歌うことが多かったです。

季節の歌を選曲する際は、多くの方が歌詞を見なくても歌えるような高齢者の方にとってなじみ深い曲を選曲することが多いです。

なぜなら、デイサービスなどの施設で集団セッションを行う際、今回のセッションが初参加という対象者の方も参加される場合があります。

初参加の音楽療法の中で、いきなり知らない歌や難しい歌を提示してしまうと、「私は歌えない」「音楽の時間は私は参加できない」と苦手意識などを持ってしまうかもしれません。

初めて参加される方にも気軽に参加していただけるよう、私は始めに多くの方になじみのある曲を選曲していました。

6月の高齢者の方に人気な曲については、別の記事にまとめていますのでそちらも参考にしてみてください。

6月の高齢者音楽療法におすすめな曲

音楽療法プログラム例6月プログラム〜季節の歌のアレンジ活動〜【かえるの合唱】

6月に選曲していた季節の歌の例に、【♪かえるの合唱】があります。

この歌はよく追いかけっこで歌う輪唱で歌うことでも有名ですが、輪唱活動は他のパートにつられないように歌おうという意識で行うことにより、脳の活性化につながるといわれています。

高齢者の集団セッションで輪唱を行う際は、セラピストとコセラの二人でセッションを行っている場合は、セラピストとコセラがリーダー役となって前に出て指示をするようにしましょう。

もし、セラピスト一人でセッションを行っている場合は、現場の介護士の方などにリーダー役をお願いできないか事前に頼んでみるといいでしょう。

私もフリーの音楽療法士として活動しているときは、ほとんどセラピストである私一人でセッションを行っていたので、輪唱などを行う場合は現場の方の協力を得ながら行っていました。

音楽療法プログラム例6月プログラム④楽器活動

季節の歌を歌い、喉も体も温まった頃合いで楽器活動を行います。

歌いながら楽器を演奏するというのは、二つの動作を一度に行うというデュアルタスクになります。

これは脳の活性化にいいといわれているのですが、難しい歌で歌いながら楽器演奏をするのは認知症の方などにとっては大変なことです。

ですから、楽器活動で歌いながら楽器演奏をしてほしいときは、なるべく歌いやすく、かつ、楽器を鳴らしやすいリズムの曲を選曲するように心がけていました。

例えば、6月の楽器活動の歌として【♪あめふり】を選曲することがありました。

【♪あめふり】のリズムは拍がしっかりとしているので、鳴らしやすいリズムとなっています。

私はこの歌を楽器活動で使用する際には、♩♩♫♩のリズムで繰り返し鳴らすように指示をしていました。

覚えやすいリズムで、対象者の方たちの多くも歌いながら鳴らすことができていました。

ただし、対象者の方によってはこのリズムが難しいという方もいらっしゃるかと思いますので、あなたの現場で実践する際は対象者の方にあったリズム提示や選曲をしてください。

音楽療法プログラム例6月プログラム⑤歌唱活動

歌を歌い、楽器を鳴らして体力もそこそこ使ったところで、ゆったりと歌を歌う歌唱活動に移ります。

この最後の歌唱活動では、高齢者の方に人気な歌謡曲を選曲することが多かったです。

6月は雨やジューンブライドをテーマに選曲しており、その例として

  • 長崎は今日も雨だった
  • 雨のオランダ坂
  • 瀬戸の花嫁
  • 二人は若い

などを選曲しておりました。

6月におすすめな歌謡曲は別記事にまとめていますので、そちらもぜひ参考にしてみてください。

6月の高齢者音楽療法におすすめな曲

音楽療法プログラム例6月プログラム⑥終わりのうた

音楽療法セッション開始時にはじまりの歌を歌って開始したように、セッションの終わりに終わりの歌となる歌を歌います。

終わりの歌としてよく使用していた歌は、

  • 夕焼け小焼け
  • 千の風になって
  • ふるさと

などを選曲していました。

選曲を考える際は、あなたの現場の対象者の方に合うものを心がけましょう。

 

高齢者音楽療法のプログラム例6月編③記録する

音楽療法活動が終わった後は、セッションの記録をします。

事前に立てた目標に対してどうだったか、対象者の方の様子はなどを記録していきます。

記録をした上で、次回は一体どんな音楽療法活動を行うかどうかを検討していきましょう。

 

音楽療法プログラム~6月のとある高齢者デイサービスでの実践例〜まとめ

いかがでしたでしょうか??

音楽療法士としてでデビューしたばかりだったり、経験が少ないとどんなプログラムを立てていいかわからないということもあるかと思います。

そんなときに、このブログがあなたの役に立てたら嬉しいです。

ぜひ、音楽を通じて6月の梅雨の時期も気分を明るくするような活動を行ってみてくださいね。

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