名古屋音楽大学でノードフ・ロビンズ音楽療法を学んで感じたこと

みなさん、こんにちは。

音楽療法士&リトミック講師の柳川円です。

これまで公にしてきませんでしたが、実は今、名古屋音楽大学大学院にてノードフ・ロビンズ音楽療法の資格取得を目指し、大学院生として在籍しております。

昨年度より名古屋音楽大学大学院にてノードフ・ロビンズ音楽療法の資格取得、そして修士号取得を目指せるようになりましたが、実際に学んでみてどう感じたのか。

今回は、そんな実体験をまとめてみました。

今、ノードフ・ロビンズ音楽療法に興味がある方、資格取得を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。

 

名古屋音楽大学でノードフ・ロビンズ音楽療法を学んで感じたことを読む際のお願い

この記事は、あくまでも私一個人が名古屋音楽大学大学院にてノードフ・ロビンズ音楽療法を学んで感じたことをまとめたものです。

読む際はその点をご理解・ご了承いただければ幸いです。

 

なぜ名古屋音楽大学でノードフ・ロビンズ音楽療法を学ぼうと思ったのか

実際に名古屋音楽大学大学院にてノードフ・ロビンズ音楽療法を学んでみてどうだったかについて書く前に、そもそも私がなぜ大学院に進学し、そして学ぼうと思ったのかについて簡単にお話しさせていただきます。

私は元々、放課後等デイサービスにて支援員兼音楽療法士として活動していましたが、退職後はフリーランスの音楽療法士として、1日に2〜3施設、週に6〜7回ほど高齢者と児童を対象にした音楽療法を実践してきました。

フリーランスの音楽療法としては約3年間活動していましたが、毎日音楽療法ができることに幸せを感じていました。

フリーランスの音楽療法士として活動するのは私の夢であったので、その夢が叶ったことで、私は毎日セッションの仕事を終えては帰宅後にセッションの振り返りや翌日の準備、そして合間に音楽療法関連の勉強をするという、バリバリ活躍する毎日を過ごしていました。

フリーランス になったばかりの頃はそんな日々が楽しくてしょうがない日々を過ごしていたのですが、次第にお仕事の依頼数が増え、気がつけば休みがないまま1週間がすぎてしまうことも増えるようになりました。

当時はまだ20代だったので気力&体力共に乗り越えることができましたが、そんな日々を過ごしているうちに「音楽療法士としてこのままでいいのか」という不安を感じるようになっていました。

当時は、高齢者領域でも児童領域でも1セッションに数十人を対象とした活動レベルでの音楽療法をメインに実践を繰り返していましたが、個別音楽療法を実践したいという思いや音楽療法士としての研究をしてみたいという思い、そしてこれまで以上の知識、技術向上をしたいという思いがふつふつと湧き上がっていたのです。

音楽療法士として活動しながら不安が大きくなる日々

しかし、次第に毎日休みなく音楽療法セッションの仕事が続くと、気力や体力がだんだんと減少していきました。

そして、次第に仕事ができる幸せよりも「私はこのままでいいのか」「今の自分のままで今後も音楽療法士として活動していいものなのか」そんな不安の方が大きくなってしまい、気がつけば燃え尽き症候群のような状況に陥ってしまいました。

そんな時、結婚の話が進み当時住んでいた場所から引っ越すことが決まったため、音楽療法の仕事は後任の方に引き継ぎをさせていただきました。

新しい土地に引っ越す前は、「結婚してからも音楽療法を続けよう」という思いがあったのですが、いざ引っ越してみると生活環境が大きく変化したことなどから、音楽療法に対する気持ちがわからなくなってしまい、結婚を機に音楽療法から離れることにしました。

それから数年後、コロナによる自宅自粛を求められる日々が始まりました。

当時、私はWEB集客に関するブログやSNSの発信をお伝えするコンサルタントがメインの仕事だったのですが、その経験を生かし、自粛期間中に私自身の音楽療法セッションで感じたことなどをまとめた発信をしてみようかな⁇と思い、このサイトを立ち上げることに。

最初は誰も読んでいないだろうと思い、自由に発信していたのですが、段々と音楽療法士だけではなく、様々な方にも読んでいただけるようなブログに成長することができました。

今では開設当初想像もつかなかったアクセス数を毎日叩き出すサイトにまで成長することができたのですが、ブログを通じて音楽療法に関する発信をする中で「もう一度、音楽療法に向き合ってみようかな」という思いが湧いてきました。

そんな思いが湧いてきた頃、名古屋音楽大学でノードフ・ロビンズ音楽療法を修士課程で学べるというニュースが入ってきました。

「これは音楽療法に向き合うチャンスかも」

そう思った私は、一念発起。

名古屋音楽大学にて、ノードフ・ロビンズ音楽療法を学ぶことを決意したのです。

 

実際に名古屋音楽大学でノードフ・ロビンズ音楽療法を学んで感じたこと

そんな私がいざ名古屋音楽大学大学院にてノードフ・ロビンズ音楽療法を学んで感じたこととしては、大変だけど自分とたくさん向き合うことができ、大きく変化することができたと感じています。

授業は週に一度、決まった曜日に通うだけなのでそんなに大変ではないかな??と始め思っていましたが、いざ通い始めると毎日机上の学習だけではなく実践形式の授業もたくさん行われるので、メモをして復習をして…としているだけであっという間に1週間がすぎてしまいます。

しかも、社会人で大学院に通うということは、仕事をしながら(私は結婚しているので+家事も行いながら)通うということだけでもこんなに大変なことなのか…と、最初は名古屋音楽大学大学院に進学したことを後悔することもありました。

しかし、授業の中でこれまで見ることができなかった貴重なノードフ・ロビンズ音楽療法のアプローチをしたセッションを見て・聴いて学ぶことができ、こんなに贅沢な時間はそうそうないだろうと思うほど素晴らしい授業内容が毎回行われることにとても感動しました。

ノードフ・ロビンズ音楽療法を学んで大きく変化できたと感じた点

授業内容だけではなく、私が名古屋音楽大学大学院でノードフ・ロビンズ音楽療法を学んで良かったと思う点に、自分自身が大きく変化できたことがあります。

お恥ずかしながら、私は本格的にノードフ・ロビンズ音楽療法を学ぶ前、講習会などでノードフ・ロビンズ音楽療法について学んだり、実践風景を見ることはあったのですが、そのときは「クライアントが鳴らす音楽に合わせたりするのねー」くらいにしか感じていませんでした。

例えば、この動画をみても↓

「クライアントの女の子が叩いている音に、ピアノで合わせて叩いているのね」

という認識でしか見れなかったのですが、いざ本格的に学んでいくと、女の子の笑顔ながらにも少し緊張した様子を見て、ポール・ノードフが明るい響きではなく、短調寄りの音の始まりを弾いていること、メロディだけ弾くことでクライアントの音がわかりやすく感じること(これらのインデックスは柳川個人が感じたものです)などなど、これまで見ていた実践映像の見方が大きく変わったのです。

※インデックスとは、セッションの録画や録音を振り返りながら、音楽活動の様子を客観的・主観的に記述することをいいます。

また、実践の授業ではいざ自分が即興を用いた音楽療法をしてみると、今、どんな音楽を弾くべきか、何をすればいいのかなど全くわからなくなってしまい、パニックになったこともたくさんあります。

これまで実践動画を見て「へー」としか思っていなかったのですが、いざ自分がやってみると「ここではどんな音がいいの⁉︎」「この音でいいのかな??」など試行錯誤したり葛藤などが生まれ、実践して初めて難しさを体感することができました。

しかし、インデックスを通してこの難しいと感じたところを振り返ると、自分の思考癖や無意識に思い込んでいるものなどに気づくこともたくさんあり、セラピストとしての自分を客観的に見る視点を得られました。

これは、燃え尽き症候群の頃は自分を客観的に見ることができずにそのまま音楽療法から離れてしまった私からすると、とても大きな変化だったのです。

 

名古屋音楽大学でノードフ・ロビンズ音楽療法を学んでからの変化

1年間、名古屋音楽大学で学んできて、改めて音楽療法の深さを知ることができました。

即興でも楽譜を用意された曲をセッションで弾くときも、どんな音の響きで弾くのが今はいいのか。

そしてそれを実行する勇気や判断力の必要性も感じました。

また、即興を用いる場合は、自分の中で音楽技術がないものは弾けないことのもどかしさを感じたりもしました。

(なんていうんでしょう…。

困っている外国人を助けたいと思っても、英単語を知らなければ話せないので悶々とする、みたいな感じで、即興を用いた音楽療法でも「こんな音を弾きたい」と思ってもそんな音を弾ける技術がなければ弾けない、というもどかしさです。)

名古屋音楽大学でノードフ・ロビンズ音楽療法を学んでから、これまで音楽療法関連の書籍をたくさん読んできた中に、時折「音楽療法士は音楽家である」という言葉の意味を改めて感じる日々を過ごしています。

ですから、すぐに様々な曲のジャンルを弾けるように音楽技術の練習に時間を持つようになりましたし、普段聴く音楽のジャンルもより幅広くなりました。

そして、これまで以上にクライアントにとって、毎回のセッションで人生で最高の音楽体験になるように音楽を提供しようという意識が強まりました。

 

名古屋音楽大学でノードフ・ロビンズ音楽療法を学ぼうか悩んでいる方へ

ここまで私一個人が名古屋音楽大学大学院でノードフ・ロビンズ音楽療法を学んで感じたことをつらつら書いてきましたが、最後に今、学ぼうかどうしようか悩んでいる方にメッセージをお送りします。

はっきり言って、勉強はとても大変です。

そして、ノードフ・ロビンズ音楽療法は楽譜通り演奏するだけではなく、様々なジャンルを即興で弾ける技術が求められるので、机上の学習だけではなく、技術向上も必須です。

勉強しながら技術向上もして修士論文を書くのは、並大抵の気持ちでは難しいです。

ましてや仕事しながらでは尚更です。

ですが、学ぶことでこれまで知らなかった音楽療法の世界を知ることができるのも事実です。

そしてそれは間違いなく、あなたの音楽療法士としての成長になります。

過去の私のように、燃え尽き症候群になってしまった方には、何か新たな一歩を踏み出すチャンスになるかもしれません。

ノードフ・ロビンズ音楽療法に興味がある方は

今回の記事を読んでみて、ノードフ・ロビンズ音楽療法に興味が湧いた方は、2022年6月18日、19日に開催される公開講座に参加さることをお勧めします。

この講座は、前半と後半に分かれて行われますので、まずは前半に参加することでノードフ・ロビンズ音楽療法の世界に一歩踏み入れてみてから、今後を検討されてはいかがでしょうか。

公開講座の詳細はこちら

 

名古屋音楽大学でノードフ・ロビンズ音楽療法を学んで感じたことまとめ

いかがでしたでしょうか??

「ノードフ・ロビンズ音楽療法に興味があるけれども、実際どうなんだろう…」

そんなふうに思っている方は、今日の記事が参考になるかと思います。

興味がある方は、ぜひこの機会に公開講座に参加してみてください。

 

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