【高齢者】音楽療法のおススメ曲選び〜7月唱歌編〜

(※2020年6月29日更新)

みなさん、こんにちは。

音楽療法士&リトミック講師の柳川円と申します。

気づけばあっという間に7月を迎えますね。

暑いこの季節にも、高齢者を対象に汗を流しながら音楽療法をされて、お疲れになっている音楽療法士の方はいませんか??

「毎日暑くてセッションするだけでいっぱいいっぱい」「家に帰ると音楽療法のセッション内容を考える気力がない」という方のために、今回は7月の高齢者を対象にした音楽療法法におススメな曲や音楽療法のネタなどをまとめてみました。

今、7月の音楽療法セッション内容に頭を抱えている音楽療法士の方は、ぜひご覧ください^^

 

【高齢者】音楽療法7月の選曲のポイント

7月は夏の季節ですね。

梅雨も終わり、夏を感じられる曲を中心に選曲をされるといいでしょう。

また、7月なおもなイベントとして、七夕海の日があります。

この二つのイベントにちなんだ選曲をすることも、季節感を感じられ見当識を高めることにもつながるのでおススメです。

 

【高齢者】7月の音楽療法のおススメ曲①七夕

先ほども挙げましたが、7月7日は七夕というビックイベントがあります。

七夕の時期に、短冊に願い事を書いたという方は多いかと思いますが、それは高齢者の方々も一緒です。

この歌を通して、小さい頃どんな願い事をしたか。

そして、今短冊を書くのであれば、どんな願い事を書くかなどをお伺いすると、音楽療法の時間が非常に盛り上がります。

私がこれまで実際にセッションの時に参加者の皆さんに「今の願い事は??」と聞くと、ほとんどの方が「お金持ちになりたい」とお答えになりました(笑)。

【高齢者の音楽療法】七夕の豆知識その①五しきの短冊とは??

童謡の「♪たなばた」の2番の歌詞の中に「五しきの短冊」という言葉が出てきますか、この五色とは何色のことかご存知ですか??

歌詞に出てくる「五しき」というのは、緑・赤・黄色・白・黒の五色と言われています。

ちなみにこの五色は中国の五行説に当てはまる色と言われています。

余談ですが、この五色の色はこいのぼりの一番上に飾られている吹き流しの色も、この中国の五行説からきていると言われています。

【高齢者の音楽療法】七夕の豆知識その②北海道の短冊は8月

七夕といえば、7月7日というのが一般的な日にちですが、実は北海道の七夕は8月に行われます。

北海道の中でも、函館や根室などの港町の七夕は7月7日に行われますが、それ以外の多くの北海道の町が8月に行うのです。

そして、北海道の七夕の風習は独特で、「♪ローソクだーせー」という歌を歌いながら近所に家に行き、お菓子をもらって歩くという風習があります。

今でいうハロウィーンのようなことを北海道の七夕では行うことが多く、生まれてから30年ほど北海道に住んでいた私も、小さい頃には「♪ローソクだーせー」と歌を歌いながらお菓子をもらいに友人といろんな家に歩いてました。

もし、音楽療法セッション時に北海道生まれの方がいらっしゃいましたら、お伺いしてみるのもいいですね。

実際に北海道の七夕はどのように行われるか、様子を知りたいという方はこちらをご覧ください↓

 

【高齢者】7月の音楽療法のおススメ曲②ほたるこい

高齢者の音楽療法の7月の歌におすすめな曲の一つが、「ほたるこい」

最近、ほたるの数は減少傾向のようで、私も人生で一度も実際にほたるが光っている姿を見たことがないのですが、高齢者の中には「小さい頃住んでいた田舎には、ほたるがたくさんいた」「毎年夏の時期には、蛍をいつも見ていた」とお話される方は非常に多いです。

「♪ほたるこい」の歌をきっかけに、音楽療法に参加してくださった高齢者の方に、蛍を見たことがあるかなどお伺いしてみるのもいいでしょう。

【高齢者の音楽療法】♪ほたるこいで脳トレ活動

私が高齢者の現場で、よく行っていた活動の一つに、「♪ほたるこい」を活用して脳トレを行なっていました。

では、実際にこの歌を使ってどのように脳トレを行っていたかと言いますと、輪唱で歌って脳トレ活動を行うというもの。

輪唱とは、パートに分かれて歌を追いかけっこするという歌い方で、代表的な歌では「♪かえるのうた」や「♪紅葉」などがあります。

輪唱は、他のパートに釣られないように、自分の歌に意識・集中しないと歌えません

このときに、自分のパートへの意識、そして他のパートへの意識をそれぞれしながら歌うので、非常に脳の活性化につながるのです。

そして、上手く輪唱が歌えた場合、達成感も感じられるというメリットもあります。

ただ、高齢者を対象に輪唱を行う場合は、上手くいかない場合も多々あるので、輪唱はうまく歌うことだけが成功ではなく、楽しく取り組めればオッケーという雰囲気で行うことも大切です。

輪唱がうまく成立すれば拍手、うまく成立しなければ笑って終わり、という雰囲気作りも集団音楽療法には必要です。

【高齢者の音楽療法】♪静かな湖畔でも脳トレ活動

この時期におススメしたい輪唱ソングは、「♪ほたるこい」以外にもあります。

それが「♪静かな湖畔」です。

丁度熱くなり始める7月なので、「湖畔で涼みに行きませんか??」という流れで、この歌を提示するといいでしょう。

この歌も「♪ほたるこい」同様、輪唱で楽しめる歌なので、輪唱を通して脳トレをしてみるといいでしょう。

 

【高齢者】7月の音楽療法のおススメ曲②海

7月の第三月曜日は「海の日」となっているので、唱歌の「♪海」がおススメです。

唱歌の「♪海」という歌は二つあります。

どちらの歌も、高齢者の方にはなじみ深い歌となっているので、この時期には非常におススメです。

 

【7月の高齢者音楽療法】1つ目の海~♪うみはひろいなおおきいな~

まずは、老若男女に愛されている海の中でも、「♪うみはひろいな大きいな」の歌詞で始まる「♪海」をご紹介します。

こちらの歌は、昭和16年に作られたと言われており、比較的新しい唱歌と言えます。

二番の歌詞にある「行ってみたいな よその国」という歌詞から、対象者の皆さんに行ってみたい海外などをお伺いしてみると、セッションも盛り上がりますよ。

 

【7月の高齢者音楽療法】2つ目の海~♪松原遠く~

もう一つの「♪海」は、「♪松原遠く」の歌詞で始まる歌です。

実は私自身、音楽療法の仕事をするまでこの歌を聴いたことも歌ったこともなかったのですが、もしかすると最近の若い世代にはあまりなじみが少ないかもしれません。

こちらの「♪海」は、大正2年に作られたと言われており、歌詞の中にも今では使われなくなった言葉が使用されています。

歌詞の中にある「闇にしるき」は、真っ暗な夜の中でも形がわかる、「いさご」は細かな砂や石を意味しています。

若い世代にはあまりなじみが少ない歌かもしれませんが、高齢者の方々には昔ながらの海街の様子が描かれている歌なので、歌詞を通して海の近くに住んでいた方に当時の様子をお伺いするのもいいでしょう。

 

【7月の高齢者音楽療法】海にまつわるその他の歌

先ほどはタイトルが「♪海」という二曲をご紹介しましたが、日本の唱歌には島国なだけあってか非常にたくさんの海にまつわる歌があります。

ここからは、そんな海にまつわる歌をいくつかご紹介していきます。

【7月の高齢者音楽療法】♪我は海の子

大正3年に作曲された曲、「♪我は海の子」

この曲の歌詞は7番まであるようなのですが、一般的には3番までが有名な曲です。

大正時代に作られた歌なので、今ではあまり使わない言葉や馴染みない言葉などがつかれています。

【7月の高齢者音楽療法】♪浜辺の歌

大正5年ごろに作曲された、「♪浜辺の歌」

歌詞の始まりの「明日浜辺を」の「明日」は、次の日のことではなく「朝」という意味など、大正初期の言葉使いなどを調べて歌詞を読む必要がある曲です。

【7月の高齢者音楽療法】♪浜千鳥

大正9年に作曲された、「♪浜千鳥」

この曲の歌詞は、作詞した鹿島鳴秋が新潟に尋ねた際に浦浜から番神海岸を散歩しているときに、鳴秋が手帳に書き記したものと言われています。

優しくて美しいメロディーが、ゆったりとした海の流れを表している曲です。

 

【高齢者】音楽療法のおススメ曲選び〜7月唱歌編〜まとめ

いかがでしたか??

聴いているだけで夏気分が味わえそうな曲がたくさんあったかと思いますが、それは対象者の皆さんも同じです。

ぜひ、懐かしい歌を通して夏気分で音楽療法の時間を楽しんで下さいね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です