フリーの音楽療法士が教える‼︎音楽療法選曲のコツ【児童編】

みなさん、こんにちは‼︎

音楽療法士&リトミック講師の柳川円です。

音楽療法活動をしていると、大切になってくるのが選曲ですよね。

「この目標・目的に見合うような音楽は何なんだろう…」「クライアントが喜ぶ歌はなんだろう…」と考えていると、あっという間に時間がたってしまうということは、音楽療法士であれば誰でも経験があるかと思います。

私はこれまで高齢者や児童を対象とした音楽療法を主に行ってきましたが、どちらの領域の選曲もこれまで何十時間と悩んできたのではないか…というくらい、選曲には頭をうならせてきました。

まだまだ音楽療法士としての経験も浅い私の立場ではあるのですが、今回はこれまでたくさんの歌を選曲してきて、参考にしたり、実際の音楽療法セッションでの活動例などをもとに、児童領域の音楽療法で使用する選曲の選び方のコツについてお話ししていこうと思います。

コツ、というよりも私がこんなのを参考としているというお話がメインとなります。

こんなふうなことを書いておきながら、まだまだ勉強中な身であるので、この記事は随時アップデートしていく予定ですので、今後も楽しみにしていてくださいね^^

 

音楽療法選曲のコツ【児童編】

今回は児童領域の音楽療法での選曲についてまとめていきますが、大前提としてまず音楽療法の定義について改めて述べさせていただきます。

日本音楽療法学会では、音楽療法を【音楽のもつ生理的、心理的、社会的働きを用いて、 心身の障害の回復、機能の維持改善、生活の質の向上、行動の変容などに向けて、音楽を意図的、計画的に使用すること】(引用:日本音楽療法学会HPより)と定義しています。

このことから、まずは選曲を考える前に対象者となる方にどのような音楽活動を行いたいのか、意図的に計画的に使用することを忘れないでください。

 

児童音楽療法の選曲で参考にしていたもの

それでは早速、私がどのようにして児童領域の音楽療法の選曲を考えていたかと言いますと、テレビやゲーム。映画など様々なものを参考にしていました。

もう少し具体的にどのようなものを参考にしていたかと言いますと、

  • ゲーム音楽
  • テレビアニメソング
  • 映画音楽
  • 季節の歌

などを参考にしていました。

具体的にどんな歌が人気で、どんな活動に使用していたのかも含めて順に説明していきます。

 

児童音楽療法選曲①サーキット活動などにおすすめなゲーム音楽

児童領域の音楽療法で人気ジャンルの曲に、ゲーム音楽があります。

私に音楽療法を教えてくださった先生がゲーム音楽を音楽療法に取り入れているのを見て、「これすごくいい‼︎」と思い、私も使用してました。

ゲーム音楽はどんな活動に使用していたかというと、体を動かす集団活動でよく使用していました。

例えばサーキットのような集団で動く活動にゲーム音楽を使用すると、ゲームの世界に入ったように感じるお子さんもいたりと非常に盛り上がります。

【児童音楽療法】人気なゲーム音楽


特に人気なゲーム音楽は、スーパーマリオブラザーズのメインBGMでしょう。

この曲の魅力的なポイントは、多くの人が聞き馴染みがある曲という点ではないでしょうか。

親世代にも人気なので、お母さんやお父さんと一緒に音楽療法活動を行う際でも「マリオだー‼︎」と親御さんも喜んでくださいます。

また、ゲーム内のマリオの動きもジャンプやしゃがむなどの動作をしますが、その動きがサーキットにも類似するのでおすすめです。

ただ、余談ですがこの曲をピアノで弾くにはピアノが苦手な方にとってはちょっと難しいと感じる曲なので、ピアノが苦手だけどセッションで弾けるようになりたい‼︎という方は、簡単バージョンの楽譜を早めに用意されるといいでしょう。

マリオの楽譜はこちら

 

児童音楽療法選曲②合奏、歩行活動などにおすすめなテレビアニメソング

いつの世も子供に人気な曲といえば、テレビアニメソングでしょう。

新しいテレビアニメの歌はもちろん、親世代が子供頃からやっているアニメソングも児童音楽療法においては非常に人気だったりします。

アニメソングはわりと元気いっぱいになれるようなアップテンポの曲が多いので、私はよく合奏活動などで使用していました。

【児童音楽療法】よく選曲していたアニメソング

私が児童音楽療法でよく使用していたアニメソングは【♪踊るポンポコリン】です。

私に音楽療法を教えてくださった先生が使用していたのもあり、私も参考にさせていただいていました。

合奏活動で【♪踊るポンポコリン】の歌の中の「ピ〜ヒャラ ピ〜ヒャラ」の歌詞の中の「ピ」のところで音を止め、鳴らしている楽器を止めるという即時反応を目的とした活動に使用していました。

「ピ」という音もピタッと止まる合図としてわかりやすいので、このような即時反応活動にはおすすめです。

【♪踊るポンポコリン】の楽譜はこちら

このほかにも、【♪さんぽ】や【♪アンパンマンのマーチ】は音楽に合わせて歩く活動の際に使用していました。

はっきりとわかる4拍子でできている曲なので、歩行する活動にはおすすめです。

歩行活動でも途中で音を止めたり、低い音がなったらその場でしゃがむ、高い音がなったらその場でジャンプする、トリルがなったらその場で回るなど即時反応目的で使用することもありました。

【♪さんぽ】の楽譜はこちら

【♪アンパンマンのマーチ】の楽譜はこちら

 

児童音楽療法選曲③映画の登場人物になりきれる⁉︎映画音楽

話題の映画音楽は、子供達の心を掴むことが多いです。

最近では『鬼滅の刃』が大流行しましたが、社会現象になった映画であればあるほどその映画の音楽を聴いているお子さんは多くなります。

また、最近の映画音楽だけではなく、昔の映画音楽からも児童領域で選曲することもありました。

【児童音楽療法】柳川がよく使用していた映画音楽

私がよく児童領域の音楽療法で使用していた映画音楽は、『アナと雪の女王』の【♪レット・イット・ゴー】です。

アナ雪が上映された時は、約1年以上この曲を弾いていたくらい子供たちに大ヒットでした。

特に女の子には大人気で、映画に出てくるようなお姫様のように手作りの新体操リボンを音楽に合わせて振る活動でこの曲を選曲するととても喜んでいました。

リボン活動については過去の記事を参考にしてください

子供向け‼︎おうち時間を音楽で楽しく過ごす方法【リトミック講師直伝】

また、『オズの魔法使い』の【♪オーバーザレインボー】もよく児童領域の音楽療法で使用していました。

この曲は、ハ長調で演奏すると一小節ごとにド→シ→ラ→ソ→ファ→ミ→レ→ドと一音ずつ下がる音がきれいに合う曲となっています。

そんなこの曲の構成を生かして、順番を待つことを目的に順番に差し出されたデスクベルを鳴らすという活動で使用していました。

【♪オーバーザレインボー】の楽譜はこちら

 

児童音楽療法選曲④季節感を味わう季節の歌

高齢者領域の音楽療法では、季節感を感じてもらうという目的で季節の歌を選曲することが多いですが、児童現場でも季節の歌を選曲することがたくさんあります。

古き良き日本の童謡・唱歌を選曲することで、昔ながらの手遊びをしてコミュニケーションを築いたりなども行う場合があります。

【児童音楽療法選曲】春におすすめな歌

春の季節でよく使用していた曲は、

  • さくら
  • 春の小川
  • おお牧場はみどり
  • ちょうちょ

などを選曲していました。

特に【♪さくら】や【♪春の小川】などのゆったりとした曲は、みんなで大判オーガンジーを持って音楽に合わせて布を振る活動の際に選曲していました。

オーガンジーの上に桜の花びらなどを載せると、より一層雰囲気が出て楽しめますよ。

オーガンジー活動についてはこちらの記事を参考にしてください。

布を使った音楽療法とは??おすすめの布の紹介から布の使い方まとめ

【児童音楽療法選曲】夏におすすめな歌

夏の時期に選曲していた季節の歌は

  • うみ(海は広いな〜)
  • オバケなんていないさ
  • 南の島のカメハメハ大王

などを選曲していました。

【♪南の島のカメハメハ大王】では、すずらんテープで腰みのをつけて腰を振って踊ったりする活動なんかも行っていました。

【児童音楽療法選曲】秋におすすめな歌

秋に選曲していた季節の歌は、

  • 紅葉
  • 夕焼け小焼け
  • どんぐりころころ

などを選曲していました。

特に【♪紅葉】は春と同様、ゆったりとした歌なので大判オーガンジーを参加者全員で持って音楽に合わせて振るという活動を行っていました。

秋はさくらではなく、紅葉をオーガンジーの布の上に乗せて振ると盛り上がりますよ。

【児童音楽療法選曲】冬におすすめな歌

冬に選曲していた季節の歌は、

  • おもちゃのチャチャチャ
  • ジングルベル

などを選曲していました。

【♪おもちゃのチャチャチャ】では、歌詞の中の「チャチャチャ」でタイミングを合わせて鳴らす活動なども行っていました。

 

フリーの音楽療法士が教える‼︎音楽療法選曲のコツ【児童編】まとめ

いかがでしたでしょうか??

音楽療法士はクライアントや目的・目標達成につながる選曲をしなくてはいけませんが、話題の歌や季節の歌などを参考にして選曲されてみてはいかがでしょうか??

私もまだまだ勉強の身なので、またなにか新たに参考にするものができましたら追記しますので、楽しみにお待ちください‼︎

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です