順番を守れない子供が順番を守れるようになった事例

私は個別の音楽療法だけではなく、少人数のグループによる音楽療法を実施しております。

少人数グループによる音楽療法では、さまざまな障害や特性などを持ったお子様たちが同じ活動に参加するのですが、時折、障害や特性を理由に順番を守れないお子様が参加するケースがあります。

これまでそのようなお子様が参加される場合には、歌の4小説ごとにツリーチャイムを順番に鳴らす活動を行うなど、見通しが持ちにくいお子様もいつか必ず自分が楽器を鳴らす番がやってくるという環境を作って、順番を守る練習を行います。

最初はなかなか順番を待てないお子様がほとんどですが、繰り返しこのような活動に取り組むことで、徐々に順番を待つことを覚え、お子様によってはトイレの順番やおやつをもらう順番などの日常生活でも順番を守れるようになる場合があります。

言語理解が難しいお子様も、順番を守れるようになる場合があります。

お子様を対象とした音楽療法では言語を使わないことがほとんどです。

その代わりに、くり返し同じ歌を歌って歌の構造を覚えてもらいやすくしたり、順番がいつか来るという体験を踏まえながら、一人一人のお子様に合った構造化を音楽で行うことで、順番を守れるように導きます。

そんな音楽療法を体験したい方は、お気軽に音楽療法体験にお越しください。

音楽療法体験のご案内