個別音楽療法を受講されているお子様の保護者様より、「喋るというか声がすごい出るようになりました」とご報告をいただきました。
(こちらは掲載許可を得て記載しております)
お子様の持っている力を音楽活動で引き出す
このお子様の場合、体を動かすのが大好きでたまらない様子が初回セッションから伝わってきたので、感覚統合を組み合わせた音楽療法活動を行いました。
それがこのお子様にとって非常にフィットしたようで、このセッションの後にいつも以上に声が出るようになったとご連絡をいただきました。
音楽療法では、お子様一人ひとりに合わせた音楽活動を行います。
今回ご紹介したお子様は、感覚統合✖︎音楽療法の活動を行い、それが発声につながりましたが、このやり方で誰もが発声につながるというわけではありません。
もしかしたら楽器活動かもしれないし、歌唱活動かもしれない。
しかもそれが発声ではなく、何か別の刺激となって別な形でアウトプットするケースになるかもしれない。
音楽療法は「自閉症の子には〇〇の音楽が効果的」という症状に対して決まったアプローチをするわけではありません。
どのような音楽活動がその子の持つ力を引き出すことにつながるのかは、音楽療法士がその子をよくみて、観察をし、実践を繰り返すことで見えてきます。
そのためには音楽的な技術だけではなく、音楽療法や障害に関する知識、そして何より経験が必要です。
一度、音楽療法修士による音楽療法をあなたも経験されてみませんか?
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