「言葉が少ない気がする」
「目が合いにくいような…?」
「なんだか育てにくい…?」
“ちょっと気になる”けれど、「発達障害」と呼ぶほどの確信はない。
病院に行くには早い気がして、園や学校の先生にもはっきりとは言えない。
誰かに相談したいのに、何をどう伝えればいいか分からず、
ただ時間だけが過ぎてしまう…。
今のあなたは、そんな状況ではありませんか?
保健センターや園の先生に相談しても、「しばらく様子を見ましょう」と言われること、あるかと思います。
でも、その“様子を見る時間”こそが、親御さんにとってはいちばん不安な時間です。
「もしかして何か見落としている?」
「今、何かしてあげられることはないのかな?」
そんな思いを抱えながら、目の前の子どもとどう接していいのか分からなくなる…。
これはとても自然な反応です。
“発達が気になる”という段階で相談することは、決して「病名がつく」ということではありません。
むしろ、その子の「今の状態」を一緒に理解してくれる人とつながるということだと私は考えています。
特に音楽療法では、「発達障害かどうか」ではなく、「今どんな反応があるか」「どんなやりとりができるか」に着目します。
子どもがまだ言葉を使えなかったり、感情の起伏が激しかったり、人との関わりが難しい場合。
無理に話そうとせず、“音”を介して関わってみると、思いがけない反応が返ってくることがあります。
・リズムに合わせて体を動かす
・特定の音楽や楽器に反応をする
・音楽療法士と音のやりとりを楽しむ
それは、その子なりの「つながりたい」サインかもしれません。
音楽療法と聞くと、「ピアノが弾けるの?」「うちの子にはまだ早い?」と思う方もいるかもしれません。
音楽療法はピアノ教室ではありません。
音楽療法は、“子どもの様子を音を通して一緒に見てみませんか?”という気軽な関わり方を行う場です。
✔ 言葉が遅いような気がする
✔ 感情のコントロールが難しい
✔ 落ち着きがない
✔ 他の子との違いが気になっている
そんな小さな“気になる”があれば、音楽療法士に相談することで、お子さんの「今できていること」「得意な反応」が見えてくるかもしれません。
「まだ小さいし…」
「きっと大丈夫…」
そうやって何となく心にしまってきた違和感が、もし今も続いているなら――
まずは、音のある場所で、お子さんの“今”を一緒に感じてみませんか?
音は、無理やり答えを出したり、判断したりはしません。
でも、子どもの内側にある“言葉にならない思い”をそっと照らしてくれることがあります。
音楽療法は、「まだ迷っている」親御さんにとっても、安心して“第一歩”を踏み出せる場所です。
最近のコメント