「早期療育を受けることで、自閉症は改善しますか?」
と質問を受けました。
自閉症などの発達障害の診断を受けた子どもの多くは、療育支援を受けることを勧められます。
ここではあくまでも私一個人の意見にはなりますが、早期療育をした方がいいか、しない方がいいかの2択であれば、早期療育を勧めます。
私が早期療育を勧める理由
私が早期療育を勧める理由として、専門家が早くに介入することで、その子の特性やその子にとってどのような支援が適切なのかなど、具体的な接し方が早くにわかる可能性が高いからです。
子どもに自閉症などの発達障害の診断がついた際、おそらく多くの親御様は、「これからどうしたらいいのだろう」と不安を抱くかと思います。
その不安というのは、ほとんどは、将来についてはもちろんですが、その他にこの子にとってどんな接し方や支援をすればいいのか、いわゆる具体的対応方法がわからないということが理由だと思います。
療育の専門家は、知識や経験を活かし、その子にとってどのような支援方法が適切なのかを伝えてくれます。
障害の有無に関わらず、子育ては親だけでは絶対にできません。
周りの人の協力あって、人は健やかに育ちます。
「こんなときどうしたらいいんだろう?」
「これから先はどうなるんだろう?」
このような子育てに関する悩みを抱いても、相談できる相手がいる・いないでは、親御様の心理的ストレスは大きく変わります。
子どもにとって適切な接し方を知ること以外に、親御様にとって困った時に話せる存在がいるという意味でも、早期療育を勧める理由の一つでもあります。
早期療育🟰自閉症改善ではない
ただし、一つお伝えしたいこととしては、早期療育をしたから必ずしも自閉症などの発達障害が改善するというわけではないということです。
子どもの発達障害は、流動的です。
私はこれまで音楽療法士として数多くの発達障害のある子どもに接してきましたが、早期療育を受けることで、発達による特性が支援と成長によりに目立たなくなる子どももいれば、早期療育を受けても、専門家による支援を受けていても、発達障害の特性が色濃くなる子どももいます。
障害の有無に関わらず、人の成長は誰にもわからないところがあります。
ですから、早期療育=改善ということは言い切れません。
ですが、それでも私が早期療育を勧める理由は、先ほども申し上げたように、障害のある子どもを育てる親御様が頼れる場所や人を探すことで、心の支えを見つけることがあります。
早期療育を受けることで頼れる人と繋がれる
私の子ども向けの音楽療法では、お子様1人に対し1時間設けています。
内容は、1時間丸々音楽療法をするわけではありません。
音楽療法を行うのは、30分ほどです。
では、残りの30分は何をするのかというと、親御様とのお話をする時間です。
この時間内に、音楽療法の様子を振り返りをするのはもちろんですが、それ以外に必ず親御様のお話を聞く時間を設けています。
不安なこと、誰かに聞いてほしいこと、困っていること。
プライバシーが守られている環境で、親御様の思いを吐き出せる時間を作ることは、非常に大切な時間だと考えています。
なぜなら、子育てに関する相談、特に発達障害のある子どもや発達がゆっくりな子どもを子育てしている親御様は、不安を抱えている方が非常に多いからです。
女性は男性と異なり、信頼できる人に話すことで、気持ちが落ち着く場合があります。
近しい人に相談はできないけど、誰かに話を聞いてほしい。
そんな思いをお持ちの方がいましたら、いつでも音楽療法の場でお待ちしております。




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