発達障害のある子どもや発達がゆっくりな子どもの中には、言葉の発達が遅い子やゆっくりな子もいます。
言葉の発達が他の子供に比べ遅いと感じると、心配や不安を抱える親御さんもいらっしゃるかと思います。
音楽療法では、言葉の発達を促すことを目標に取り組む場合もあります。
もし今、子どもの言葉の発達を促したいと考えている方は、ぜひ最後までご一読ください。
音楽を用いることで楽しく言葉の発達を促せる
言葉の発達を促すには様々な要素が必要となります。
例えば、口周りの筋肉をつけることが必要な子どももいれば、他者意識を持つことを必要とすることもいます。
【言葉を促す】ことを目標に支援をするとしても、子どもが100人いれば、アプローチ方法も100通りあると言えるでしょう。
細かなアプローチ方法は子ども一人一人で異なりますが、音楽を用いた場合、私はいつも「これが音楽の持つチカラのすごさだな!」と思うことがあります。
それは、楽しみながらやりとりを体感できるということ。
言葉の発達を促すためには、他者とのやり取りを楽しむということが必要です。
音楽は、誰もが自然と楽しみながら取り組む環境を作ることができます。
よく、イヤホンをしながらジョギングをしている方がいますが、あれも無音の中体を動かすことよりも、音楽を聴くことで気分を上げたり、自分自身を鼓舞するために聴いているのかと思います。
音楽の持つそのようなチカラを、音楽療法では意図的に活用します。
音楽療法の中には、様々な技法がありますが、中でもコールアンドレスポンスはやりとりがわかりやすく、言葉を促す活動の際には用いられることが多いです。
例えば、明確な単語は話せないけれども、「う〜」「あ〜」などの喃語を話すことができる子どもがいたとします。
音楽療法士は、その子どもの発する喃語と同じピッチ(音程)で、音楽療法士もレスポンス(応える)します。
すると、相手の子どもももう一度「あ〜う〜」と喃語で答えたとします。
音楽療法士は再度子どもの発するピッチに合わせた和音をピアノで弾きながら、歌いかけます。
この子ども→音楽療法士→子ども→音楽療法士→…の交互やり取りが数回繰り返されたあと、これまで子どもの真似をして応えていた音楽療法士から流れを変え、子どもが発することができそうな言葉を投げかけます。
すると、子どもが音楽療法士の言葉を真似ようと、声を発する…
…このような、音楽を用いたやり取りを繰り返すことで、徐々に他者とのやりとりが楽しいと感じ、自ら積極的に「話したい」「相手に伝えたい」という思いを育むきっかけをつくります。
音楽があることで積極性につながるチャンスにも
これはあくまで音楽療法的アプローチの一例ですが、何度も申し上げるように、特に子どもの音楽療法は、音楽があることで楽しく取り組むことができる環境がすぐに作れることです。
私たち大人も、もくもく取り組むよりも、楽しめる環境の方がどんなことも上達しますし、集中もできます。
そんな楽しみながら発語を促す音楽療法、一度体験されてみてはいかがでしょうか?





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