【児童の音楽療法】発達障害とは??3分でわかる発達障害のまとめ

(※2020年8月14日更新)

こんにちは^^

音楽療法士&リトミック講師の柳川円です。

今現在、音楽療法士を目指す方の中に、児童領域専門の音楽療法士を目指している方はいませんか??

児童領域専門の音楽療法士を目指す上で、様々な疾患や疾病について学ぶことは必須ですが、中でも絶対的に押さえておきたい知識は発達障害についてではないでしょうか。

最近メディアでも取り上げられるようになってきた発達障害ですが、では発達障害というのは一体どのような障害なのでしょうか。

これまで児童の音楽療法を多数実践してきた私柳川が、発達障害についてまとめてみました。

これから児童の音楽療法士を目指す方は、ぜひご一読ください。

 

児童専門の音楽療法士を目指すなら発達障害の知識は必須

音楽療法の領域は、児童・成人(精神)・高齢者の3つに分かれています。

音楽療法士を目指すのであれば、3領域全ての知識を学ぶことは言うまでもありませんが、児童領域の音楽療法士を目指すのであれば、必ず知っておいて欲しい知識に発達障害に関する知識があります。

私はこれまで専属音楽療法士、そしてフリーの音楽療法士として約200人以上の児童音楽療法を実施してきました。

その中でも、児童領域の音楽療法を行うのであれば、これだけは絶対に押さえておいて欲しいと思う発達障害について、私なりにまとめてみました。

 

【児童の音楽療法】発達障害とは??

最近、日本のメディアでも取り上げられるようになってきた発達障害ですが、発達障害とは一体どのような障害なのでしょうか。

この問いにすぐに答えられると言う方は少ないのではないかと思いましたので、私なりにわかりやすく発達障害についてまとめてみました。

【児童の音楽療法】発達障害は病気ではない

まず、知っていて欲しいこととして、発達障害は病気ではないと言うこと。

発達障害というのは、生まれつき脳の機能障害やかたよりになどによりあらわれるものです。

一見、このように説明すると「病気なのでは??」と思われるかもしれませんが、発達障害は同じ障害名の診断をされても、一人一人表れ方が異なったり、いくつかの発達障害が表れる方がいたりなど、かなり個人差があるので、病気というよりも生まれつきの特性と表現した方が適切かと考えます。

【児童の音楽療法】発達障害の原因

先ほども挙げたように、発達障害は脳の機能障害などが原因で表れると言われていますが、なぜそのような障害が出るかという原因は、いまだはっきりとわかっていません

一部の障害などについては、胎児期などの影響が原因と言われていますが、まだまだ原因がはっきりしたものとは言えないようです。

また、ひと昔前は「子供が自閉症などになる理由は、親の愛情不足が原因」などと言われていましたが、これは誤った情報です。

 

【児童の音楽療法】発達障害には数種類ある

発達障害と一言で言っても、実は様々な種類があります。

また、人によっては一種類だけではなく、数種類な発達障害の特性が現れる方もいます。

私がこれまで音楽療法を実施してきた発達障害のお子様の中にも、複数の障害の特性が現れているお子さんを、数名見てきました。

では、発達障害とはどのような種類があるのか。

早速ご紹介していきましょう。

 

【児童の音楽療法】発達障害①ASD

ASDというのは、これまで

  • 自閉症スペクトラム症
  • 広汎性発達障害
  • アスペルガー症候群

などの様々な診断名で呼ばれていた障害を、2013年アメリカ精神医学会の診断基準(DSM-5)の発表後、まとめて呼ばれるようになった表現です。

では、ASDに含まれている主な3つの障害とは、それぞれどのような障害なのか。

詳しくみていきましょう。

【発達障害ASD】自閉症スペクトラム症とは??

自閉症スペクトラム症とは、想像力、社会性、コミュニケーション能力にかたよりがある障害です。

自閉症スペクトラム症の特徴として、

  • 言葉の遅れ
  • オウム返し(反響言語)
  • 人見知りをしない
  • 会話が成立しない
  • 食べ物などの好き嫌いが激しい

などなどが挙げられます。

先ほども述べたように、原因は未だはっきりとはしていませんが、発症者には男性が多く、女性の約2〜4倍近いとも最近の報告で言われているようです。

【発達障害ASD】広汎性発達障害とは??

広汎性発達障害(PDD)とは、

  • アスペルガー症候群
  • レット障害

などの特定することが難しいことを理由に、一つにまとめられた呼び方です。

ですから、広汎性発達障害と自閉症スペクトラム障害は、ほぼ同じ意味ということができます。

【広汎性発達障害】レット障害とは??

先ほど紹介した広汎性発達障害の中にありました、レット障害とは一体どのような障害なのでしょうか。
レット障害とは、乳幼児期に症状が現れる障害のことで、ほとんどが女児におこるといわれています。
症状や障害の程度には個人差がありますが、生後半年ほどは通常に見えるものの、その後
  • 体が柔らかい
  • 歩行の遅れ
  • 視線が合いにくい
  • 他者への反応が薄い

など自閉症状が出ることは多いといわれています。

【広汎性発達障害】レット障害の特徴

レット障害は生後半年以降、自閉症状が出てくると紹介しました。

しかし、その後の様子に自閉症の特徴と異なる点があります。

3歳までの間に

  • これまでできていた手の運動ができなくなる
  • 手を合わせる手もみ
  • 片方の手で胸を叩く
  • これまで話せていた言葉が出なくなる

などの常同運動や退行現象が現れるのが、レット障害の特徴といえるでしょう。

【発達障害ASD】アスペルガー症候群とは??

アスペルガー症候群とは、自閉症スペクトラム症と同様、想像力、社会性、コミュニケーション能力にかたよりがある障害ですが、認知発達や言語の遅れを伴わないという点が異なります。

アスペルガー症候群の特徴として、

  • 一人でいることを好む
  • 人の気持ちを察するのが苦手
  • 人との関わり方が一方的になりやすい

などなどが挙げられます。

 

【児童の音楽療法】発達障害②ADHD(注意欠陥多動性障害)

ADHD(注意欠陥多動性障害)とは、多動性と衝動性が強く、不注意などが表れる障害です。

ADHD(注意欠陥多動性障害)の特徴として、

  • 椅子に座ってられない
  • 忘れ物が多い
  • 期限が守れない
  • おしゃべりが多い
  • すぐにイライラしてしまう

などなどがあります。

また、ADHDは女児よりも男児の方が多く表れやすいとも言われています。

 

【児童の音楽療法】発達障害③LD(学習障害)

LD(学習障害)とは、IQが通常平均以上あるにもかかわらず、読み書きが極端に難しかったり、国語などの読み書きができるのに計算がどうしてもできないなど、ある特定分野のIQレベルが70程の結果しかでないという障害です。

LD(学習障害)の原因は、学習環境などが原因ではありません。

脳に入る情報が後頭葉に広がり、大脳皮質へ広がる際の過程に欠陥があることが原因と言われています。

 

【児童の音楽療法】発達障害とは??まとめ

いかがでしたでしょうか??

発達障害については、診断方法の改名などにより、数年間の間に変化することがよくあります。

今回まとめた内容は、2020年現在の情報をまとめましたが、これからも診断基準などが変化すると考えられるので、児童領域専門の音楽療法士を目指している方は、このブロギをきっかけに日頃から積極的に情報を取り入れてみてくださいね。

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