自分の子供に発達障害の診断名が付き、だんだんと障害の特性が今まで以上に見えてきたことでお友達がいない状況になってしまわないか…
こんなふうに考えると、親として心配になってしまいますよね。
そんな相談を受けた時、私はいつもこんなメッセージを親御様にお伝えします。
それは、もしお子様の発達障害が原因でお友達がいなくなったとしたら、他にお子様に合う居場所を見つけてそこで新しいお友達を見つければいいと。
これは何も学校を転校しなさいと言う意味ではありません。
学校のお友達とうまく馴染めなくてお友達がいなくなってしまったとしたら、習い事や趣味の時間を持って他の居場所を作ればいいのです。
習い事や趣味だけではありません。
ボランティア活動に参加してみる、イベントに参加してみるなど、学校以外の人と接する場に足を運べばいいのです。
それも、もし年齢が近いお友達との関係性を築くのが難しければ、親御さんと一緒に大人がたくさんいる集まりを見つけて参加してもいいと私は思います。
私もこれまでの人生、お友達とうまくいかず、クラスに居場所がないと言うことを何度か体験したことがあります。
そんなとき、変わらず自分らしくいられる場所が音楽の習い事でした。
クラスに居場所がなくても、習い事の場だったら自分らしくそのままでいられる。
そう思うと、また自然に学校でも新しい友達ができたりしていました。
ここ数年、子供の自死率が上がっているようですが、それは子供の世界は狭くなりやすいので、そんな状況に陥ってしまう前に、世界にはいろんな人がいていろんな居場所があるということを知ってもらえたら変わると私は思うのです。
居場所づくりには必ずしもお金がかかるわけではありません。
無料でも参加できる集まりや団体は世の中たくさんあります。
もし、発達障害を理由にお友達がいなくなってしまう事態になったら、新しい場所を探してみてください。
その場所は私の音楽療法でも大丈夫。
お子様に適切な場所は必ずあります。
お子様が居心地いやすい環境は必ず見つかります。
一緒に探していきましょう。
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