「子どもが他の子を叩いてしまうんです…」
「目を離すと、突然手が出てしまう」
「なぜこんな行動をするのか、わからない」
お子様に関して、こんなお悩みをお持ちではないでしょうか?
【他害行動】。
それは、“子どもが他者を傷つけてしまう行動”を指します。
けれど、同時にその背景には、「うまく伝えられない」ことへの不安や戸惑いが隠れていることも少なくありません。
【子供の他害】「誰に相談すればいいのか」すら分からない…
本やネットを見ても、
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「病院に行くべき?」
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「療育って?保健センター?」
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「でも、うちの子は診断があるわけじゃないし…」
と悩んでしまう方はおそらくたくさんいらっしゃるかと思います。
そうして、「相談する場所がない」「受け入れてくれる場所がわからない」という気持ちが積み重なり、ますます一人で抱え込んでしまうことも少ないのではないか、と私は考えています。
【子供の他害】そんな時、「音楽」がヒントになることも
私たち音楽療法士は、ことばが苦手な子、表現が難しい子たちと、音を通して関わる専門家です。
たとえば、
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ことばにはならない不安が、楽器の鳴らし方に現れる
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怒っているように見えていた子が、音に触れると安心した表情を見せる
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他の子との距離感を、音を通して少しずつ体験する
そんな事例などが見受けられます。
音には、子ども自身も気づいていない“気持ち”を見つけ出す力があると私は感じています。
「相談」とは、解決よりも“ひとりじゃない”を感じること
音楽療法は、病気を治すものでも、しつけの方法でもありません。
でも、子どもの気持ちや反応を、一緒に“音”を通して見ていくプロセスがあります。
【子供の他害】どこに相談したらいいか迷ったら、音楽療法士という選択肢もあります
子どもを想う親御さんの不安や戸惑いは、どんな小さなものでも大切な「気づき」です。
相談窓口がわからなかったら、ぜひ一度、音楽療法士という存在も思い出してみてください。
言葉のいらない時間の中で、お子さんの本当の声が、聴こえてくることがあります。
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