予想外の残暑に絶賛やられまくっている音楽療法士、柳川です。
今年の夏は猛暑だったので、そろそろよーやく終わると思い意気揚々としていたのですが、その思いも儚く散りました。
ということで、そんな残暑の日は家にいるのに限るので、最近書いていなかった私がこれまで読んでとてもよかったので、音楽療法士さんにはぜひ読んでほしい‼︎と思う本の紹介をしていきます。
今、音楽療法関連の本で良い本がないかな?と探している方は、ぜひ参考にしてください。
【高齢者の音楽療法おすすめ本】「高齢者の音楽療法 楽器のすすめ」
今回ご紹介してまいります本は、2012年に発刊となりました【高齢者の音楽療法 楽器のすすめ】であります。
「今から約10年前の本を紹介するの?」と思われるかもしれませんが、少し情報が古いところがあるのにはあるのですが、音楽療法士にとってはとても役立つ一冊になること間違いし‼︎と個人的に思うので、紹介させていただきます。
【高齢者の音楽療法おすすめ本】「高齢者の音楽療法 楽器のすすめ」の感想
先ほどもいいましたが、この本の感想として音楽療法士さんに是非とも読んでほしいと思う一冊ということ。
音楽療法士さんじゃなくても、高齢者の方を対象に音楽レクレーション活動をしている人にも読んでほしいと思う一冊です。
なぜ、そのように思った一冊なのか。
ここからは私のおすすめポイントをまとめてみました。
【高齢者の音楽療法おすすめ本】ポイント1とにかく読みやすい文章
音楽療法士の方の中には、勉強しなきゃ‼︎たくさん本を読んでインプットしなければ‼︎という思いはたくさんあるものの、本を読むのが苦手でなかなか手をつけられない…という方がいるかもしれません。
ちなみに、かつての私がそうでした。
ですが、そんな活字苦手な柳川でも、スラスラと読みやすい文章で最初から最後まで続かれています。
かつ、しかもわかりやすい。
なぜこんなに読みやすくわかりやすい言葉でまとめられているんだろうと思ったのですが、全体的に藤本先生の体験談や調べられたことを子供にも理解できるようなものすごく伝わりやすい言葉選びが全体的にされていることが理由でしょう。
子供にも読みやすい、理解しやすい表現の文章は、活字が苦手な方でもとっつきやすいのではないか、と柳川は考えています
【高齢者の音楽療法おすすめ本】ポイント2対象者についても詳しく書かれている
この本は高齢者領域の音楽療法に関する活動楽譜など掲載されているのですが、音楽療法に関する情報だけではなく、対象者となる高齢者に関する情報もわかりやすいく記載されています。
例えば、高齢者の音楽療法というと認知症の方を対象に行うイメージが強いかと思いますが、認知症以外に、何歳くらいにどのような体の部位が衰えているのか、男女差はどのくらいあるのかなど、認知症以外の高齢者が陥りやすい身体・精神面のことについて、わかりやすくまとめられています。
もちろん、10年前の本ですので今の状況とは変わっている部分もあります。
しかし、それでも高齢者の視力や聴力など音楽療法と関わりが深い身体部分についても、詳細がしっかりと書かれています。
音楽療法士としてはそのような情報を調べるのは当たり前のことではありますが、調べる時間がなかったり、忘れてしまったりすることもあると思います。
そんなときに、この本が役立つのではないかと私は考えます。
【高齢者の音楽療法おすすめ本】ポイント3実例が掲載されている
音楽療法の本では、よく実際のセッションで対象者の方とどのようなやりとりをしてどんな反応があったのか記載があるかと思います。
こちらの本でも、藤本先生が行われたセッションでの対象者とのやりとりや対象者の変化などについて詳しく記載されているのですが、これもまた非常にイメージがしやすいように表現されています。
これはあくまで私個人の話なのですが、海外の本などを見ていると表現などが難しかったりして、読んでいるうちにセッションの場面をイメージする、というより、読みながら寝落ちしてしまう…ということがあるのですが(これは私がダメ人間だからという理由が大きそう)、最初に申したように、この本では終始先生の優しくわかりやすい表現で記されています。
ですので、ダメダメな私でも最後まで読み切ることができました…すごく嬉しい。
【高齢者の音楽療法おすすめ本】ポイント4高齢者の即興活動について詳しく書かれている
また、この本で私が一番何度も読み込んだのは、高齢者の方を対象とした即興活動の部分です。
私は今、名古屋音楽大学大学院でノードフ・ロビンズ音楽療法士の資格取得に向けて学んでいます(現在、育休中)。
海外の本には即興を用いた音楽療法の本はいくつかあるのですが、日本だとまだまだ豊富な種類があるかというと、少ないと感じるところがある音楽療法の即興に関する本ですが、この本ではその中でももっと少ない、日本の高齢者の方を対象とした即興に関することが記載されています。
ノードフ・ロビンズ音楽療法を学んでいる今、個人的にこの章はとても学び深い章となっていました。
なかなか資料や情報が少ない高齢者を対象とした即興活動ですが、セッションの中で高齢者の方を対象に即興に取り組みたいと考えている方はたくさんいるかと思います。
そんな方はぜひ、この本がとても参考になりますのでおすすめします‼︎
【高齢者の音楽療法おすすめ本】「高齢者の音楽療法 楽器活動のすすめ」の購入方法
今回ご紹介した、藤本禮子先生が書かれた本である「高齢者の音楽療法 楽器演奏のすすめ」ですが、Amazonで購入することができます。
もし、今回の記事を読んで実際に手に取ってみたいなと思った方は、ぜひAmazonのサイトからご注文してみてください。
音楽療法士におすすめしたい本
今回は【高齢者の音楽療法 楽器演奏のすすめ】を紹介しましたが、このほかにも音楽療法士の方にお勧めしたい本をこのブログでは紹介してきました。
これまでこのブログで紹介してきた、音楽療法士の方におすすめしたい本を知りたいという方は、ぜひ下記リンクをクリックしてください。
【高齢者の音楽療法おすすめ本】柳川の音楽療法を受けたい方は
今回おすすめ本を紹介した柳川の音楽療法セッションを受けたい方、興味hのある方は、お気軽に下記リンクより出張音楽療法、そしてオンライン音楽療法にお問い合わせください。
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