音楽療法士の収入の実態は??【フリーランス音楽療法士の体験談つき】

こんにちは、音楽療法士&リトミック講師の柳川円です。

最近は音楽療法という名前も普及し、音楽療法士を目指す学校も全国的に増えてきています。

きっとこのブログを読んでいる方の中にも、「将来は音楽療法士として働きたい‼︎」「今、音楽療法士の資格を取るために勉強中」という方もたくさんいるかと思います。

しかし、そんな音楽療法士を目指すみなさんの中に、音楽療法士の収入は一体いくらなのかという収入実情が気になるという方もいるはず。

なぜなら、この私自身が音楽療法士を目指していたときに「果たして音楽療法士で食べていけるのか」非常に不安になったからです。

そこで今回は、フリーランスの音楽療法士の収入の実態について説明をしていきます。

音楽療法士の収入の実態について音声で聞きたい方は

今回の内容を音声で聞きたいという方は、下記リンクより同内容を収録したスタンドFMをご視聴ください。

常勤音楽療法士の平均月収の実態は??

まずは、施設や病院などの常勤音楽療法士の給料の実態を見ていきましょう。

indeedの給与検索によると、音楽療法士の平均月収は22,7万円と出ました。

給与検索結果はこちら

常勤の音楽療法士さんの中には、介護や看護関係の音楽療法士以外の資格も持っている方も多数いますので、若干変動する場合があるとは思いますが、介護ヘルパーなどの平均月収よりは少し少なめな金額のようです。

フリーランスの音楽療法士の収入事情

では、フリーランスの音楽療法士だった頃の私は、一体どのくらいの月収を得ていたのでしょうか

私は約2年間常勤音楽療法士として稼働し、その後、約3年間フリーランスの音楽療法士として稼働してました。

結論から言いますと、フリーランスの音楽療法士として稼働していた時の月収は、約20〜25万円前後でした。

多いときは30万円ほどもらうときもあり、個人的な見解にはなりますが、フリーランスの音楽療法士の中でもわりと給料をもらっていた方なのではないかと思います。

フリーランス音楽療法士の1セッション料金は??

フリーランスの音楽療法士として活動する場合、自ら施設や病院などに足を運び、契約をする必要があります。

その際、音楽療法1セッションはいったいいくらで行うのか、価格交渉も行わなければいけません

当たり前ですが、「たくさんの収入がほしい‼︎」と思ってむやみに高額な金額で交渉しても、契約には繋がりません。

反対に、「お金よりも経験値をあげたい」という思いからやすい金額で交渉しても、生活が困難になってしまいます。

価格交渉をする際は、適正価格を提示する必要があるのです。

 

音楽療法のセッション価格の考え方

では、音楽療法の適正価格を考えるには一体どうすればいいのでしょうか。

ここからは、私が実際に施設や病院などに価格交渉をした際の、適正価格の考え方をいくつかご紹介いたします。

音楽療法のセッション価格の考え方①人数

まず、音楽療法はメインのセラピスト一人で行う場合もあれば、アシスタント・サブアシスタントの複数で行う場合もあります。

一人で行う場合と、数名の音楽療法士で行う場合とでは、交渉内容も変わります。

フリーランスで音楽療法を行う場合は、まず何名の音楽療法士と実施するのかを考えましょう。

音楽療法のセッション価格の考え方②楽器代

フリーランスで音楽療法を行う場合、活動に使用する楽器は音楽療法士自身で用意する必要があります。

音楽療法で使用する楽器は、比較的高価なものが多いため、一人で用意するにはそれなりの経費が必要となります。

また、集団音楽療法を行う場合は、参加者全員分の楽器を用意しなければいけないため、さらに費用はかかります。

このことを踏まえて価格交渉を行わないと、十分な音楽療法活動が実施できないということにつながることもあるので、よく考える必要があるでしょう。

実際に私が使用していた楽器は、過去の記事にまとめていますので、どれだけの費用が必要なのかの参考にしてみてください。

フリーの音楽療法士おすすめ!!楽器15選まとめ【トップ3位も発表】

音楽療法のセッション価格の考え方③交通費

フリーランスの音楽療法士の多くは、1日に複数の施設で実践をしているかと思いますが、このときに発生する交通費も考えなければいけません。

公共交通機関で移動するのであれば、施設に行くまでにどれくらいの金額がかかるのか。

車で通勤される場合は、何キロ走るのか。

一見忘れてしまいがちな交通費ですが、積み重なれば大きな経費なので、いくらかかくのかきちんと把握しましょう。

音楽療法のセッション価格の考え方④消耗品

フリーランスの音楽療法士は、楽器以外の必要なものも全て自分で用意する必要があります。

特に、高齢者領域で音楽療法される方で一番使う消耗品は、模造紙

私は100均で売られている白模造紙をよく使用していたのですが、約5年間の音楽療法活動の中で使用した模造紙の数は1000枚近くになります。

100均といえどもコストが非常にかかるので、模造紙のような消耗品の経費も考える必要があるでしょう。

フリーランスの音楽療法1セッション価格

これらのこと踏まえ、私はいつも施設と交渉をしていたのですが、私の場合をまとめると、

  • セッションはほぼ自分一人でセッション実施
  • 使用楽器は全てセラピストが用意
  • 交通費はガソリン代(車で移動していたため)
  • 消耗品も全てセラピストが用意

という契約内容で、交通費なども含め大体1セッション5,000円〜10,000円の価格で契約する場合が多かったです。

スケジュールとしては、週に5〜6日、1日に2〜3件ほどの施設に回って音楽療法を実践していたので、日当としては10,000円〜15,000円、月収としては20万円〜30万円ほどの収入を得ていました。

フリーランス音楽療法士が施設と収入の交渉するときに大切なこと

ここまで繰り返しお伝えしてきましたが、フリーランスの音楽療法士として活動する場合は仕事の契約から価格交渉まで全て一人で行わなければなりません。

そのためには営業力がなくてはいけませんが、営業未経験の人がいきなり施設や病院に行って交渉するのは非常にハードルが高いですよね。

実はこの私、過去に営業職で働いていたのですが、営業経験が少ない頃でも少し意識を変えるだけで交渉がスムーズになり、音楽療法の契約時にも役立った方法があります。

その方法をご紹介いたしますね。

フリーランス営業方法①デメリット→メリットで話す

交渉をスムーズに進めるためには、話す内容の順番を意識することが大切です。

契約につながりやすい話し方としては、デメリットを話してからメリットを話すという方法。

「デメリットを話してしまっては悪印象なのでは??」と思われるかもしれませんが、実はデメリットを正直に話すことで、相手は「この人は正直に話をしてくれる人だな」と感じ、信頼感を上げることができるのです。

また、人は最後に聞いた話が印象に残ると言われています。

最後にメリットを話すことで好印象で終わることができるので、デメリット→メリットで話すと信頼感を上げながら好印象で交渉を進めることができるのです。

営業方法②資料を作る

営業未経験の人によくあるのが、いざ営業の場面になると緊張して話したいことが話せなくなってしまうということ。

そうなってしまっては、交渉がうまくいくことはなくなってしまうので、緊張しても話したいことが話せるように、事前に資料を用意しましょう。

資料にあらかじめ話したいことをまとめておくことで、緊張していても話したいことを落ち着いて話しやすくなります。

また、実際にどんな活動を行うのかが書かれていることで、施設側も音楽療法のイメージにつながるので、交渉がスムーズに進みやすくなります。

営業方法③成功者の法則を学ぶ

一番営業について学べるのは、やはり営業で成功した人の法則を知ることでしょう。

私も過去に、営業で成功した方々の本を読み、入社2年目で半年間No. 1の営業成績を獲得することができました。

私が読んで大変参考になった本は、【すごい売り方】

なかなかすぐには真似できない部分もあるかもしれませんが、営業未経験の方からすると、新しい発見がたくさんある本かと思います。

【すごい売り方】の本はこちら

フリーランスの音楽療法士がどのようにして仕事を得たのか体験記を知りたいという方は

ここまで私がフリーランスの音楽療法士として、どのような営業方法をして仕事を得たのかについてお話をしましたが、営業方法だけではなくもっと具体的に細かくどのように仕事を獲得したのかについて知りたいという方も多いかと思います。

そこで、私がフリーランスの音楽療法士として安定収入を得られるくらいに仕事を獲得をどのようにしていったのか、体験記をまとめた記事を書きました。

今、音楽療法士としての仕事を増やしたいと思っている方、フリーランスの音楽療法になりたいと考えている方はもちろん、音楽療法に限らず作曲や演奏家、ピアノやリトミック講師など、フリーランスで活躍する音楽家の方にも参考になる内容となっていますので、ぜひご一読ください。

フリーランスで音楽の仕事を得た体験談〜フリーの音楽療法士になるまで〜の記事はこちら

 

大切なのは施設も音楽療法士もどちらも嬉しい活動を提供すること

音楽療法士のお仕事は、常勤でもフリーランスでもまだまだ収入が高い職業とは言えません。

しかし、私はフリーランスの音楽療法士として駆け出しだった頃は、施設や病院一件一件に音楽療法の可能性や効果を話していくうちに、理解してくれたり、興味を抱いてくれた施設と契約を結ぶことができました。

音楽療法は高収入が欲しくてやる職業とは決して言えませんが、時間をかけて説明していけば音楽療法だけで十分な収入を得ることも夢でないと、私は自身の経験から感じます。

すぐには実現しないかもしれませんが、施設や病院側にとっても、音楽療法士側にとっても嬉しいと思える活動ができるよう、精進していけば平均月収の上昇にもつながるのではないかと思います。

音楽療法士の収入の実態は??まとめ

いかがでしたか??

まだまだ収入が高い職業とは言えない音楽療法ですが、努力や行動次第でフリーランスでも食べていけるだけの収入を得ることは夢ではありません。

音楽療法の将来に不安を抱えている方は、ぜひこの記事を読んで、少しでも明るい未来を想像していただければ嬉しいです。