お子様に発達障害の診断名がついてしまった。
頭ではなんとなくわかってはいたけれど、いざ診断名がつくと、どうしていいのか受け入れられないでいる。
そんな思いをお持ちの方にお伝えしたいことがあります。
それは、誰でもすぐにお子様の診断名を受け入れることは難しいということ。
これは私の話ではありますが、私の母は実はとある病をきっかけに障害者になりました。
母が障害者となったために、我が家の生活は一変しました。
そして生活だけではなく、家の中も母が住みやすいようにと工事が始まりました。
私は母と同居はしていないのですが、この頃は頻繁に実家に帰省し、母のサポートや家族のサポートをするのに必死でした。
この頃の母は、明るくは振る舞っていましたが、時折ものすごくネガティブな発言をしたり、突然怒りを私にぶつけることもありました。
そんな母の姿を見て私は「なんでこんな一生懸命母のために頑張っているのに…なんと理不尽な‼︎」という思いでいっぱいになりました。
ですが、母の立場になってみると、自分がついこの間まで何不自由なく五体満足で過ごしていた状況から障害者になるなんて夢にも思っていなかったと思いますし、自分がそうなったらすぐに障害者である自分を受け入れられないと思ったのです。
しかし、そんな母も時間が経つことで少しずつ変化していきました。
障害者となったばかりの頃は外に出たがらなかったのに、だんだんと外出するようになったこと。
そして昨年はなんと「温泉旅行に行きたい」と言い出し、バリアフリーの客室露天風呂がある旅館へ思い切って旅行しました。
ここまでくるのに時間はかかったけれども、時間をかけて障害を受け入れたことで母自身もそれをサポートする私たち家族も、これからどういうあり方をしていくことで新しい形で過ごせるかを見出すことができたように思いました。
また、先日日頃からよく見ている精神科YouTuberの益田先生がこんな動画を挙げていました。
内容はこのブログと同じ、子供の障害を受け入れられないというものでしたが、回答は私と同じで、どんな人でも、ましてや益田先生ような精神科医というプロでも自分が大きな病気をしたときには受け入れられないというお話をされていました。
※動画はこちら↓
もし今、あなたがお子様に発達障害などの診断名がついてしまい、なかなか受け入れられないと悩んでいるとしたら、安心してください。
誰だってすぐに物事を受容することは難しいです。
それはあなたも同じ。
ただし、障害が受け入れられず、1人で思い悩んでしまいすぎるのは問題です。
そんな時は、お気軽にご相談ください。
私はいつでもあなたの相談をお待ちしております。
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