医療的ケア児のお子様も親御様も生まれてきてよかったと思える瞬間を届けたい

私の大好きなYouTuberの一人、精神科医の益田先生がこんな動画を上げられていました。

※その動画はこちら↓

このニュース、ネットで知って気になっていたのでなんとなく見始めたのですが、先生の口から「過去に音楽療法を受けていた」という言葉を聞き、そこから最後まで食い入るように見入ってしまいました。

過去に受けていたというニュアンスだったので、おそらく直近では音楽療法を受けていなかったのだと思いますが、この問題は正直自分で取り上げていながらどんな言葉を書くべきなのか、自分でも定まっていない状況です。

私も一児の母であります。

健常児の子供を育てていますが、健常児の子供を一人で育てるということはものすごく大変なことです。

あ、余談ですが、私実はシングルマザーです。

コミュニケーションを取ることも問題がないはずなのに、思うようにやり取りができなかったり、意思疎通ができなかったりして、毎日泥のように寝ては起きてを繰り返す日々を過ごしています。

私は障がいのあるお子様を子育てしたことがないので、語る資格がないというのを前提に話すと、本当に大変なことの連続だと思います。

もちろん、音楽療法士として配慮や理解に努めながら活動をしていますが、子育てをしたことはないので全部を理解するということまでにはなかなか至れず、私自身、これでいいのか悩みながら取り組むこともあります。

益田先生もすごく言葉を選びながらお話をされていますので、同じ気持ちだなと思いつつ、でもやっぱり何か書かなきゃと思って今パソコンに向かっています。

ただね、動画を見て益田先生に共感したのですが、益田先生もお話しされていますが、人って「生まれてきてよかった」と思える瞬間をたくさん積み重ねることで、人生って豊かになるのではないかと思うのです。

ぶっちゃけ音楽療法って、できることがものすごく限られています。

しかも、毎日やるというより、多くても週に一回程度の習い事感覚に近いので、体験をする時間も非常に限られます。

ですが私がこんなに音楽療法にのめり込んだのって、おそらく自分自身、たくさん音楽によって自分というアイデンティティに向き合って、自分らしさを知ったり、自分の言葉にならない気持ちに寄り添ってもらったりして、いわゆる人生の相棒みたいな体験をたくさんしてきて、その経験を多くの人に知ってもらいたい、体験してほしいという思いからやっていると思うのです。

なんだかうまく言葉にできませんが、シンプルに音楽ってやってみると楽しくなりませんか?

その瞬間、思わず顔がほころんだり、思わず体が動いたり、普段は動かない四肢が反応したりということ、これまで音楽療法士として関わらせていただいてたくさん見てきました。

しかし、現実、その表情や反応を引き出せるのは一瞬で終わることも多いです。

だけど。

だけどその一瞬の積み重ねが命の輝きなんじゃないかって思うんです。

親御様も、お子様をサポートすることに専念しすぎて、辛い気持ちを吐き出せない時ってあると思います。

私も不安症を過去に患い、何をするのも怖くなって外に出かけることもできなくなった経験があります。

そんな時、助けてくれたのが音楽でした。

このように話すと音楽って誰でも彼でも助けてくれると思われるかもですが、もちろん必ず助けてくれると断言できるものではないです。

ですが、何かのきっかけになる力はあると思うのです。

改めてこの事件を知って自分には何ができるんだろうと考えた時、やっぱり細々と発信をして音楽療法というものを知ってもらい、疾患や障がいのある方だけではなく、その方々をサポートするご家族様のお力添えもしたい。

そんなふうに改めて思いました。

なんだか上手く言えないけど、益田先生の言葉を借りちゃうけど、私は目の前の人に音楽を通じて「生まれてきてよかった」と思えるような体験につながる活動をしていきたい。

そんなふうに思いました。

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