音楽療法で使用した手作り楽器3選まとめ【金がないならこう作れ】

(※2020年8月18日更新)

こんにちは‼︎

音楽療法士&リトミック講師の柳川円と申します。

今、音楽療法士として活躍している方の中に、「ほしい楽器がたくさんあるけど、お金がなくて買えない…」と頭を抱えている方はいませんか??

私もフリーの音楽療法士としてデビューした頃は、お金が十分になく、必要な楽器も十分に揃えられる資金がありませんでした。

しかし、そんな中でも知恵と工夫をして、音楽療法に必要な楽器などを作った結果、今では私の音楽療法に欠かせない大切な楽器となっています。

今回は、実際に私が作った楽器をお見せしながら、音楽療法で大活躍間違いなしな手作り楽器をご紹介いたします。

子供でも作れるものがたくさんあるので、ぜひ、一緒にトライしてみてくださいね。

 

フリーの音楽療法士は自分自身で楽器を用意

私はこれまで施設専属の音楽療法士だけではなく、フリーの音楽療法士としても稼働してきました。

フリーの音楽療法士となってから感じたこととして、音楽療法時に使用する楽器のほとんどを自分で用意しなければいけないということ。

施設専属の音楽療法士だった頃は、必要な楽器は施設で配給してくれることも多く、自分で用意することはほとんどなかったのですが、フリーになると楽器をあらかじめ持っている施設は決して多くなく、楽器活動を行う場合は、使用楽器を自分一人で用意しなければいけませんでした。

 

楽器を買うお金がなかったフリーの音楽療法士時代

しかし、フリーの音楽療法士としてデビューした頃、貯金はいくらかしていたものの、全てのお金を楽器に費やせるほどのお金はありませんでした。

契約施設によっては、電子ピアノやキーボードなどの鍵盤楽器もないところがあったので、キーボード・ツリーチャイムを買うだけでも、当時はいっぱいいっぱいな状況でした。

しかし、ありがたいことにたくさんの施設から「柳川先生に音楽療法をやってほしい」という仕事依頼はきていたので、どうしても楽器が買えないことを理由に断りたくはない、そんな思いで当時は頭を抱えていました。

 

お金がないなら楽器を手作りすればいい

楽器を思うように買うことができず頭を抱えていたとき、私の母親が「買えないのであれば作ってみたら??」とアドバイスをしてきました。

実は私の母は手芸や洋裁が得意で、母方の祖父も仕立て屋を経営していたほど、代々手先が器用な家系でした。

私はというと、その血を全く受け継いでいない不器用なのですが、「お金がなく切羽詰まった状況ではそれしかない」という状況だったため、母の意見を参考に実際に音楽療法に使用する楽器や道具などを手作りすることにしたのです。

 

音楽療法士が実際に作って使った楽器たち

結果、私がこれまで音楽療法用に作った楽器や道具は、数十種類にのぼります。

中には楽器を作るのに揃えるのが大変だったものなどもありましたが、その中でも音楽療法士を目指す方や、リトミック講師の方に、「これは非常に使えた‼︎」と感じた手作り楽器を紹介します。

どれもお金がほとんどかからず、作るのも簡単なものばかりです。

私のように不器用な方でも簡単に作ることができるので、ぜひトライしてみてください。

 

【音楽療法】手作り楽器①ガチャポンマラカス

まず最初におススメしたいのが、ガチャポンマラカス

これは音楽療法士を目指す大学の同期の子が、実習時に家にあったガチャポンを使って音楽療法の実習時に使用したのをみて、私も真似て作ったものです。

【手作り楽器】ガチャポンマラカスのメリット

ガチャポンマラカスのメリットとしては、ガチャポン好きの人であれば、ほぼお金をかけずに作ることができるということでしょう。

元々私はガチャポンが大好きで、子供時代からお小遣い全部をガチャポンに使用するくらいガチャポン好きだったため、家に大量にあったガチャポンケースを再利用できて非常に嬉しかったです。

【手作り楽器】ガチャポンマラカスのデメリット

しかし、このガチャポンマラカスにはデメリットがあります。

まず、耐久性が低いということ。

ガチャポンをやったことがある方ならご存知かと思いますが、ガチャポンケースは非常に薄いプラスチックでできています。

そのため、力強く何かにぶつけてしまったり、叩いてしまうと割れてしまう危険性があります。

また、ガチャポンをそんなにやらず、家に全くガチャポンケースがないという方は、まずマラカスとなるケースが集められないので、おススメできません。

【手作り楽器】ガチャポンマラカスの作り方

ガチャポンマラカスの作り方は、いたって簡単

作り方は、

  1. ガチャポンの中にビーズなどを入れる
  2. ガチャポンが開かないようにテープでしっかり留める

だけで終了です。

簡単にできるので、対象者の方に作ってもらい、自分の作った楽器を通じて大切に使ってもらうのもいいでしょう。

 

【音楽療法】手作り楽器②手作りリトミックスカーフ

次におススメしたいのが、リトミックスカーフ

通常、リトミックスカーフはネットなどで販売されているのですが、私が受け持っていた音楽療法の形態は児童・高齢者ともに10名以上の集団音楽療法セッションでした。

多いところでは、対象者が60人以上いる施設もあったため、リトミックスカーフを60枚用意するのは非常にコストがかかると思ったため、これも手作りすることにしました。

【手作り楽器】リトミックスカーフのメリット

リトミックスカーフは、特に児童音楽療法におススメです。

発達に遅れがあるお子さんの多くが、物を目で追う【追視運動】がうまくできなかったり、苦手だったりします。

そんな【追視運動】が苦手なお子さんでも、リトミックスカーフのゆっくりと動く動きは非常に目で追いやすいため、児童領域の音楽療法では非常に重宝します。

ただ、音楽療法中になめてしまったり、口に入れてしまう子もたくさんいるので、使用後はしっかりと洗浄・除菌を忘れずにしましょう。

【手作り楽器】リトミックスカーフの作り方

リトミックスカーフの作り方は、非常に簡単

まず、リトミックスカーフとなる布を用意します。

私は、スパークハーフという名の布を愛用していました。

肌触りも質感も、非常にリトミックスカーフに近く、オススメです。

スパークハーフのような布が用意できたら、あとは必要な大きさにハサミでカットすれば終わり。

ちなみにですが、私は一枚60センチ×60センチの正方形になるサイズに切っていました。

私はスパークハーフを適当な大きさに切っただけで使用しており、長く使っていると端がほつれてくることがありましたが、あまり活動に支障はなかったので気にせず使用していました。

本物のリトミックスカーフは、端が縫われて補正されているものが多いので、気にされる方はリトミックスカーフを購入されるといいと思います。

【音楽療法】手作り楽器③手作りスティック

実はこれまで手作りしてきた楽器の中で、一番活用したのがこの手作りスティック

私の大先輩の音楽療法士さんが、高齢者領域でこの手作りスティックを使用しているのをみて、私も真似して作ったものです。

このスティックは、児童領域から高齢者領域まで幅広く活用できるので、非常にオススメです。

なにより今回ご紹介する3つの手作り楽器の中でも、一番お金と手間がかからないので、

  • 時間がない
  • お金がない

という方には、なにより作っていただきたい楽器と言えます。

【手作り楽器】スティックのメリット

この手作りスティックの魅力は、通常楽器店などで販売されているドラムスティックよりも短いため、あつかいやすく、周りに振り回してもぶつかりにくいなどのメリットがあります。

児童領域でスティックを使用すると、振り回してしまい周りのお子さんに怪我をさせてしまうこともありますが、そのような危険性をぐっと下げることができます。

ただ、それでも必ず怪我をさせないというものではないので、使用時には音楽療法士が注意深く様子をみながら使用しましょう。

【手作り楽器】スティックの作り方

このスティックの作り方は、ほぼないと言っても過言ではありません。

ホームセンターなど木材が販売しているお店へ行き、握りやすい太さの木の棒を見つけ、あとはお店の人に頼んで希望の長さにカットしてもらうだけ。

私は一本23センチほどの長さにカットしてもらっていました。

お店でカットしてもらうのに手数料がかかるお店もありますが、ほとんどのお店が数百円くらいでカットしてくれるので、自分の家で木を切る時間がないのであれば、そこは惜しまずに時間に投資しましょう。

カットしてもらったあとは、スティック一本一本を丁寧にやすりがけすれば完成。

たったこれだけで、あっという間にできてしまうという、非常に簡単でおススメです。

【手作り楽器】スティックを用いた活動例〜高齢者編〜

私は、児童領域でも高齢者領域でも、この手作りスティックを使用していました。

高齢者領域では、対象者にスティックを配布した後、リズムの取りやすい曲を演奏し、スティック演奏などをしていました。

高齢者のスティック演奏活動では、

  • 365歩のマーチ
  • 世界の国からこんにちは
  • 鎌田行進曲
  • 東京行進曲

などなど、マーチのような4拍子がはっきりしている曲を使用することが多かったです。

【手作り楽器】スティックを用いた活動例〜児童編〜

児童領域でこの手作りスティックを使用する際、高齢者同様に音楽に合わせて鳴らしてもらう活動も行っていましたが、時折創作活動にも使用していました。

スティックを用いた創作活動というのは、対象者と協力してお互いのスティックを合わせながら星や好きな形を作ってもらうというもの。

お題をだすこともあれば出さないときもありましたが、いずれにせよ、

  • 協調性
  • チームワーク強化
  • 想像力
  • 思考力

などの向上を目的に行なっていました。

 

お金がなくて楽器が買えないと諦めるべからず

ここまで、私がお金がなかったフリーの音楽療法士としてデビューしたばかりに、実際に作って使用していた手作り楽器たちを紹介して参りましたが、ここまで読んでくださったあなたに感じてほしいことは、お金がなくて楽器が買えないからとあきらめないでほしいということ。

楽器は非常に高価なものが多く、一人で用意するにはコストと時間がかかります。

しかし、楽器が買えないことを理由に、音楽療法の仕事ができないというのは違うと思うのです。

お金がないならないなりに工夫をし、セッションをこなしていくことも、音楽療法士に求められる臨機応変さ、対応力だと私は考えます。

世の中、なんでも自分で工夫すればなんでもできてしまうものです。

いろんな工夫をし、あなただけの手作り楽器を作ってみてはいかがでしょうか。

 

音楽療法で実際に使用した手作り楽器を大紹介‼︎まとめ

いかがでしたでしょうか??

フリーの音楽療法士は、ほとんどの楽器を自分一人で用意しなければなりません。

それにはコストと時間がかかりますが、お金で解決できない場合は知恵出して解決できることもあります。

ぜひ、今お金がなくて楽器が用意できないと頭を抱えている方の、何かきっかけになれれば嬉しいです。

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