音楽療法士に向いている人とは??フリーの音楽療法士が考える適正者

(※2020年5月22日更新)

こんにちは。音楽療法士&リトミック講師の柳川円です。

今、高校生やピアノ講師などの方に、これから音楽療法士という資格を取ろうかどうしようか、悩んでいる方はいませんか??

「音楽療法士という資格に興味あるけど、私には務まるのか…」

「進路に音楽療法を学ぼうと思っているけど、私は音楽療法士としての技術があるのか不安…」

そんな方もいらっしゃるはず。なぜなら、この私自身が進路を考えた時にそんな風に悩んでいたから。

今回は、そんな今音楽療法士を学ぼうかどうか悩んでいる方に、私なりに思った音楽療法士に向いている人をまとめてみました。

私が音楽療法士として活動してきて、「早めに練習しておけばよかった…」と思う音楽療法士に必要な音楽技術なんかも書いてみたので、これから本気で音楽療法士を目指す方は、ぜひご覧ください。

 

音楽療法士に向いている人とは??

私はこれまで専任音楽療法士として2年間、フリーの音楽療法士としては3年間のキャリアを積んできましたが、これまで活動してきて思うことは、音楽療法士という仕事は音楽ができれば誰でもできるという仕事ではないということです。

しかし、反対に音楽療法士に向いている人がいるのも事実です。

そこで今回は、私がこれまで音楽療法士として活動する中で思った、音楽技術以外の音楽療法の素質や適性についてまとめてみました。

音楽療法士に向いている人①人と接するのが好きな人

音楽療法には、必ずクライアント(対象者)がいます。

クライアントとして関わるのは、幼少期の子供から高齢者まで幅広い年齢層の方々です。

どんな人も接することができる能力は、音楽技術の次に音楽療法士にとって欠かせない能力と私は考えます。

音楽療法士に向いている人②忍耐力、根性がある人

私がこれまで専属、フリーの音楽療法士として稼働してきて非常に大事な素質の一つに、忍耐力と根性があります。

音楽療法を受けるクライアントの中には、自身の病気や障害を受け入れられず、中々セッションに参加してもらえなかったり、思うように音楽療法セッションを進めることができないこともしばしばあります。

そんなときでも、焦らず根気強くクライアントに向き合う力ことが必要となります。

クライアントが心地よく音楽療法に参加してもらえるよう、参加しやすい環境を工夫したり、声かけを変えたり…そんな努力を継続することは、音楽療法士になるためにはなくてはならないものと言えます。

音楽療法士に向いている人③チームワーク力

音楽療法が行われる形式は様々で、セラピスト一人で行われる場合もありますが、アシスタントが数名いるチームで行われる場合もあります。

チームで音楽療法を行う場合はもちろん、セラピスト一人で行う場合でも、音楽療法を実施するためには音楽療法士だけではなく、日ごろクライアントを見ている医師や看護師などのスタッフとの協力が必要です。

より効果のある音楽療法を行うためにも、現場のスタッフと協力しながら音楽療法士としての意見ができるよう、コミュニケーション能力とチームワーク力が求められます。

音楽療法士に向いている人④行動力

少しづつ日本でも知名度が広まってきている音楽療法ではありますが、まだまだ求人も少なく、音楽療法が普及しているとは言えないのが現状です。

そんな現状の中でも音楽療法士として活動するためには、自分から積極的に音楽療法を広めていきたいという行動力、バイタリティが必要となります。

受け身の姿勢でなく、自分から音楽療法の素晴らしさを広めたいと思い、行動できる力が今とても必要とされています。

音楽療法の仕事を0から開拓

私自身も、初めは児童福祉施設専属の音楽療法として活動していましたが、その後、もっと自分のキャリアを積みかせたいと思いフリーになることを決意。

しかし、当時一般求人広告などには音楽療法士の募集をしているところは、一件もないような状態でした。

そこで、私は音楽療法の主な現場となる高齢者施設や児童福祉施設などに直接営業に行き、一件一件に音楽療法の効果などを説明して周りました。

結果、半年後には毎月20件以上の施設で音楽療法を行うまでに、仕事を受注することができました。

実際に私がどのように自ら音楽療法士の仕事を開拓していったのかは、こちらの記事をご覧ください↓

音楽療法士の求人の実態は??フリーの音楽療法士が語る求人の本音

最近では当時よりも音楽療法士の求人は増えましたが、まだまだたくさんあるとは言えない状況です。

そんな仕事が少ない音楽療法士という仕事でも、覚悟を持ってやっていきたいのか、その強い思いは現状ではとても必要だと私は考えます。

 

音楽療法士になるために必要な技術・知識

音楽療法士になるためには、音楽療法に関する理論や心理学、発達理論など様々な知識を必要となるのは言うまでもないですが、音楽技術や知識は一体どの程度のものを持っていたらいいのか、疑問に思う方もいらっしゃるかと思います。

そこで、音楽療法士を目指すあなたに、私がこれまで音楽療法士として活動してきた中で、この音楽的技術や知識は持っていた方がいいと思うものを、次にまとめました。

これからの進路で音楽療法を考えている方や、今、音楽療法を目指している方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

音楽療法士に必要な技術・知識その①ピアノもしくはギターの演奏技術

日本の音楽療法が行われている現場では、ピアノを活用する場合が非常に多いです。

音楽大学のピアノ科レベルほどの技術まではなくても大丈夫ですが、ソナチネやツェルニー30番が弾ける程度の技術を早いうちに身につけておくと、音楽療法の現場に立った時に非常に役に立ちます。

また、ピアノだけではなく、ギターが演奏できる技術も持っていると、個人セッションなどの幅がぐっと広がるので、家にギターがあるという方はぜひ、早めの技術習得をおススメします。

詳しい音楽療法の音楽技術については、こちらに書かせていただきました。

音楽療法士はピアノが弾けなきゃダメ??音楽療法士のピアノレベルとは

音楽療法士になるために18歳から本格的に開始

私自身も、音楽療法士の資格取得を目指すために音楽大学には進学したものの、ピアノ専攻ではなかったので人前でピアノを弾けるレベルではありませんでした

しかし、学生時代に音楽療法の実習の経験から、「最低限ピアノを人前で弾ける程度にならなくてはいけない」と18歳に一念発起。

そこから数年後、ヤマハ演奏グレードを取得するまでなんとか演奏技術をつけることができました。

お恥ずかしいですが、一応このくらいまで演奏できれば音楽療法士として活躍できるという目安に、私の演奏チャンネルの動画を貼っておきます。

ご参考までに…。

 

音楽療法士に必要な技術・知識その②コード理論

音楽療法の現場では、クライアントに合わせて歌謡曲、演歌、J-pop、童謡、唱歌などなど様々なジャンルの曲を演奏しなければいけません

音楽両方のセッションに使用する曲の楽譜が、全て手に入ればいいのですが、楽譜がないものや伴奏が記載されていないコード譜しかない場合もたくさんあります。特に、歌謡曲や演歌の楽譜は、伴奏が書かれていないコード譜で記載されている場合が多いです。

ですから、音楽療法士になる前から様々な曲がすぐに演奏できるように、早めにコード譜でも演奏できる技術を身につけることをおススメいたします。

 

音楽療法士に必要な技術・知識その③様々な音楽ジャンルの知識

先ほども挙げましたが、音楽療法士は様々なジャンルの曲を演奏できなければ務まりません

様々なジャンルの曲をいつでも演奏できるように、演奏技術を身に着けるのはもちろんのことですが、予め音楽療法士自身が様々な曲を知っているということも、非常に大事です。

今後、音楽療法士になることを目指している方は、今のうちに日本の音楽だけではなく、洋楽やクラシック、ジャズやロックなどの曲もたくさん聴いて、あなた自身の音楽の世界を広げておきましょう。

音楽療法士としての活躍に役立つSpotify

私が現役の音楽療法士だったころ、四六時中色んなCDやレコードを聴いていたのですが、最近はそんなことをしなくても、いろんな曲を聴けるようになりました。

中でも一番のおすすめは、Spotify

無料でも、昔流行した歌謡曲などが聴けるので、音楽療法の伴奏の参考にもなりますし、当時流行した曲も学べるので、非常に便利なアプリです。

Spotifyのサイトはこちら→Spotify

 

音楽療法士に向いている人のまとめ

いかがでしたでしょうか??

これまで音楽療法士として約5年活躍してきましたが、音楽療法を本気でやりたいと思っている人はぜひ、その熱い思いで突き進んでください‼︎

あなたのその熱い思いによって、音楽療法がもっともっと日本に浸透するので、興味がある人はどんどん現場に見学行ったり、音楽療法士として活躍している人に会いに行ってみてくださいね。

そして、これからの進路で音楽療法士を検討している方や、これから音楽療法士を目指そうとしている方は、ぜひこの記事に書かれているピアノやギターの技術、そしてコード譜演奏をマスターしてくださいね。

あなたの努力は、決して無駄にはなりませんよ‼︎

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