突然ですが、実は私の家族に、要介護度になった人がいます。
それは突然の出来事で、家族である私がその事実を受け入れるまでに時間がかかりました。
しかし、一番受け入れるのに時間がかかったのは、要介護度になった本人だと思います。
今現在、離れたところに住んでいますが、時折家に行き、在宅介護の手伝いをしています。
そんな経験から、音楽療法士として在宅介護の人に音楽療法を届けたい、そんな思いが強くなりました。
今日は少し息抜きブログ。
というか私の思いをつらつら書いてみました。
もし、お時間がある方は最後までお読みいただければ幸いです。
なぜ在宅介護について書こうと思ったのか。
なぜ今回、こんな息抜きブログを書こうかと思ったのか。
それは先日、こんなツイートをしたら反響があったのことでした。
https://twitter.com/yana_mt/status/1652433656034758657
個人的にいつも過疎っているツイッターアカウントなので、基本インプレッションが100とかそのくらいなのですが、このツイートに関しては珍しくインプレッションが300弱ついてテンションが上がってしまったので、ブログでも取り上げることにしました。
いったいなんでこんなにインプレッションがついたんだろう。
いや、有名インフルエンサーの皆さんと比べたら大したことないと言えば大したことないのですが、個人的に昨日の自分と比べたら大したことがあったのです。
で、なんでこんなことが起きたのかなとふと考えたら、今まで家族が要介護になったことについて話したことはなかったからか、とふと思いました。
別に隠していたわけでもなんでもないのですが、数年前より家族が障害者になりました。
そんなときのことを、今日は少し振り返りますね。
在宅介護の大変さを感じて
家族の一人が要介護になったのは突然の出来事でした。
長期入院の治療の末、無事に家に帰宅することができましたが、大変なのかここからでした。
今まで自由に動くことができていた体が自由に動かなくなり、本人も家族も思うようにいかないことにイライラしていたように感じます。
私は普段遠方で離れて暮らしているので、毎日その様子を伺うことができませんでしたが、離れていてもイライラが伝わってくるのはわかりました。
だからと言って私に何かできることは限られていて、話を聞く、呑気な回答をして気を紛らわせる、そんなことくらいしか思いつきませんでした。
こんなときにできることは、ちょっとバカなふり。
なんてなんだか情けないのですが、いざそうなると人間ってそんなもんなんだなと思います。
しかし、そんな私のバカなふりが伝わらない人が一人。いや、一匹いたのです。
そう、我が家の飼い犬が、次第に飼い主の変化、そしてそれに伴う環境の変化についていけず、ついに犬がストレスで発狂状態になったのです。
犬自身も新しい環境になれず、家の中で居場所を失ってしまったような、そんな様子で過ごすようになったとのこと。
元々我が家の犬は神経質なところがありましたが、犬にまで多大な影響を与えるほど、家族の誰かが介護になると生活が一変するということが、この一件でよくわかりました。
在宅介護をきっかけに家族の時間の大切さを知る
犬にまで影響を与えた家族の変化でしたが、ちょうどその頃、私自身里帰り出産で実家でしばらく過ごすことになります。
お腹に赤ちゃんがいる状態だったので、万全状態ではありませんでしたが、自分のペースで介護の手伝いをするようになりました。
もちろん、最初はうまくいくことなんてなく、私も今まで自由に動いていた人間が動けなくなったことに対してイライラしてしまったり、期待している動きができない姿を見て怒ってしまったり、それに対してお互いに口論になったり…とぶつかってばかりいたと思います。
ですが、時間が何かを解決してくれるように少しずつですが、介護で家にいる時間が増えた介護者と一緒にいる時間や話す時間が増えたことに気づきました。
それまではお互いやりたいことで予定をいっぱいにする二人だったので、ゆっくり話すなんてなかったように思います。
ですが、介護をきっかけにこれまでの時間を埋めるかのようにいろんな話をするようになりました。
そして、次第に家族全員とそのような時間が持てるようになり、改めて家族と向き合う時間を過ごせてきたような、そんな思いを抱くようになりました。
もちろん、介護は大変ですし、甘い現実なんてありません。
ですが、それをきっかけになにか新しいことに気づくそんな大切な時間にもなり得るのではないかと思いました。
すると、次第に犬も落ち着きを取り戻すようになりました。
動物って正直です。
在宅介護をきっかけに在宅での音楽療法を増やしたい
今回の自分自身の経験から、在宅介護での音楽療法に興味を持ちました。
もちろん、今回自分の家族が障害者になったからと言って家族には音楽療法をしていません。
私自身、そのような倫理上問題となることは一切行なっておりませんが、今回の体験から在宅介護をしている方の中に音楽療法を必要としている人は多いのではないかと思ったのです。
状況によっては、本当に家から一歩も出ることなく家の中でしか過ごせなくなった方もたくさんいると思います。
そして、それを支える家族の生活が一変してしまい、自分自身のことまで気が回らない状況に陥ってしまった方もいるかと思います。
最近ではヤングケアラーという言葉がありますが、今後そのような方は増えていくのではないか、と思う部分があります。
そんな方に、音楽を通じて気分転換をしてもらうことはとても有意義なのではないか。
そして、音楽の持つ効果を用いて、心身の機能の維持向上や生活の質の向上を目指すことはとても大切なのではないか。
何より、音楽によってストレス発散や気分を変えられることは、素晴らしいことなのではないか。
そう思うようになったのです。
在宅介護の方も気軽に音楽療法が受けられる未来に向けて
時折、「音楽療法はどうすれば受けられるのか」という質問をいただきますが、音楽療法を受けたくても受付している個人の先生や団体がまだまだ少ないのが現状です。
ましてや、地域によって音楽療法士が求めている人に対してとても少ない場所があったりもします。
そんな現状に対して今、私ができることは、音楽療法というものがあるということを伝えること。
そして、音楽療法に興味がある人はいつでも受付をしている人がいること。
もっと気軽に音楽療法を受けられるという未来を作ることだと思っています。
そんな未来に向けて、今も、これからも発信をしていきますが、夢に一歩でも近づけられたら幸いです。
在宅でも音楽療法を受けてみたいという方は
そんな音楽療法士が実践する音楽療法を受けてみたいという方は、お気軽に出張音楽療法にご連絡ください。
初回セッションを無料で行いますので、音楽療法が一体どのようなものを行うのか興味があるという方もお気軽に受けることができます。
詳細は下記リンクよりご覧ください。
また、出張対象地域以外にお住まいの方向けに、オンラインによる音楽療法も行なっております。
こちらも初回セッション無料となっておりますので、興味がある方はお気軽にお申し付けください。
詳細は下記リンクよりご覧ください。
在宅介護の方に音楽療法を届けたい〜介護の大変さから新たに感じたこと〜まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の記事を読んで、もし在宅介護をしている方で音楽療法に興味があるという方がいましたら、お気軽にご連絡ください。
ご家族の大切な時間を一緒に過ごせたらと思います。
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