みなさん、こんにちは‼︎
音楽療法士&リトミック講師の柳川円です。
気がつけばあと数日で5月となりますね。
月日が経つのが早く感じる方も多いかと思いますが、5月上旬といえば立春から八十八夜が経つ頃でもあります。
そんな八十八夜を歌った歌といえば【♪茶摘み】ですよね。
私自身、高齢者領域で音楽療法を行なっていたとき、5月上旬になる前後にこの歌を歌っていましたが、今回はそんな高齢者領域でもよく用いられる【♪茶摘み】の歌にまつわるお話をまとめてみました。
音楽療法活動はもちろん、高齢者施設などの音楽レクレーションなどで【♪茶摘み】を用いる際に、このブログに書かれているような豆知識や話題も一緒に提供すると、回想につながったり、参加者の皆さんとよりコミュニケーションが取れるようになるかもしれないので、介護士やレクリエーション活動をされている方は参考にしてみてください。
【5月の高齢者おすすめ曲】茶摘みの曲ができたのはいつ??
今でも老若男女に愛されている【♪茶摘み】ですが、この曲が作られたのは一体いつ頃なのでしょうか。
調べてみると、この曲は明治45年3月に発行された尋常小学校唱歌の第三学年用に掲載されたという情報がありました。
明治45年は西暦1912年なので、今から109年も前に作られた歌ということになりますね‼︎
私がこの歌を最初に知ったのは、祖母が手遊びをしてくれたときだったのですが、こんなにも長い間日本人に愛されている歌と知ると、なんだかこれからこの曲を聞いた時の印象が大きく変わりそうですが、あなたはいかがでしょうか??
【5月の高齢者おすすめ曲】茶摘みの作詞、作曲者は??
そんな長い歴史を持つ【♪茶摘み】の歌ですが、この歌を作詞・作曲したのは一体誰なのでしょうか??
私が持っている楽譜を見てみると、作詞・作曲者の箇所に不詳という記載がありました。
以前もこのブログで曲紹介をしたときに書きましたが、昔に作られた童謡・唱歌にはこのように作詞・作曲者がわからないというものは多かったりしますが、一体どなたがこの歌を作られたのか気になりますね。
【5月の高齢者おすすめ曲】歌詞の八十八夜とは??
【♪茶摘み】の歌詞の始まりは「夏も近づく 八十八夜」とありますが、この八十八夜というのは一体なんのことなのか、あなたはご存知でしょうか??
詳しく調べてみると、
八十八夜(はちじゅうはちや)とは季節の移りかわりの目安となる雑節(ざっせつ)のひとつで、この頃から霜がおりなくなるので、稲の種まきや茶摘みの目安とされてきました。
という記事を見つけることができました。
これは完全余談ですが、「この頃から霜がおりなくなる」というのをみて、北海道生まれ・北海道育ちの私からすると、北海道だと5月の大型連休中に雪がゆったりすることはしばしばあるので、改めて北海道ってかなり寒い地域なんだなと思いました…。
ちなみにいつから数えて八十八夜となるのかというと、最初にも書いたように、立春から数えて八十八夜となります。
ちなみに今年、2021年の八十八夜は5月1日だそうですよ。
大体毎年5月1〜2日あたりに八十八夜となることが多いようです。
【5月の高齢者おすすめ曲】茶摘みといえば手遊び
先ほどもお伝えしましたが、私が最初にこの歌を知ったのは祖母が手遊びをしてくれたときでした。
そう、この【♪茶摘み】といえば手遊びですよね。
実はこの手遊びというのは、認知症予防にとても効果があると言われています。
なぜならば、手遊びは歌いながら手を動かすという同時に二つの動作を行うデュアルタスクとなっており、このデュアルタスクという行為自体に、認知症予防につながる効果があると言われているのです。
デュアルタスクについては過去のブログでまとめさせていただきましたので、よろしければそちらも参考にしてみてください。
【5月の高齢者おすすめ曲】5月は新茶の話題でスタート
以上のことから、5月上旬は新茶の季節ということからこの【♪茶摘み】という歌がこの時期によく歌われることがわかりますね。
高齢者の方の中にもお茶が好きという方も多いかと思いますので、5月の高齢者領域の音楽療法活動や介護レクレーションを行う際には、新茶の話題をされてみてはいかがでしょうか??
ちなみに私もお茶が大好きで、毎日緑茶やらほうじ茶やらハーブティーなんかを飲む人間なのですが、個人的に今気になっている新茶をこちらでもご紹介いたします。
もし、今年からちょっと季節に合わせて新茶を飲んでみようかな??と思っている方は、参考にしてみてください。
【5月の高齢者おすすめ曲】高齢者歌いやすい楽譜
先ほどもお伝えしましたが、この時期の高齢者領域の音楽療法でこの歌はよく用いられます。
しかし、この【♪茶摘み】の原曲のキー(調性)は歌うのに高めになっており、高齢者の方にとっては原曲のままだと歌いにくいキー(調性)となっています。
高齢者の方を対象に歌の伴奏をされる方におすすめしたいのが、音楽療法士である菅田先生の本。
【♪茶摘み】だけではなく、高齢者の方に馴染み深い童謡・唱歌などの歌が歌いやすいキー(調性)に書かれている楽譜となっているので、音楽療法士だけではなく介護レクレーションをされている方にもおすすめしたい一冊です。
5月の高齢者おすすめソング
今回は、5月の高齢者領域音楽療法でおすすめな曲の一つである【♪茶摘み】を紹介させていただきました。
この記事では一曲のみのご紹介でしたが、この他にも5月におすすめな曲はたくさんあります。
もし、5月の高齢者音楽療法でおすすめな曲を知りたいという方は過去のブログを参考にして下さい。
また、5月以外の季節の高齢者領域音楽療法でおすすめな曲を知りたいという方も、過去のブログでまとめておりますので、下記リンクよりクリックして参考にして下さい。
高齢者音楽療法・音楽レクレーションに役立つ情報をスタエフで配信中
この記事では【♪茶摘み】の歌についてまとめてみましたが、このほかの様々な童謡・唱歌、そして歌謡曲などについてのお話や演奏を、現在スタンドエフエムにて配信しております。
実は、このスタエフで配信した内容を基に、毎週月曜日に音楽療法専用楽器を作成しているいまたつさん(@imai_sonifull)と共同で作成したクイズをアップしております。
クイズに参加したい方や、スタンドエフエムでの放送を聞いてみたいという方がいましたら、下記リンクにクイズのURLがありますのでお気軽にクリックしてみて下さい。
音楽療法士が勧める!!5月の高齢者におすすめな歌~茶摘み~まとめ
いかがでしたでしょうか??
あと少しで、【♪茶摘み】の歌詞にある立春から数えて八十八夜を迎えます。
今年の八十八夜は5月1日なので、この日にはぜひあなたも新茶を飲んで季節を味わってみてはいかがでしょうか??
そんなお話を音楽療法活動や音楽レクレーションの際にこのような話題をすると、回想に繋がったり参加者の皆さんとより深いコミュニケーションに繋がる場合もあるので、今回の記事を参考にしながらぜひ参加者の皆さんと楽しい時間を過ごしてみて下さいね♪
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