みなさん、こんにちは。
音楽療法士&リトミック講師の柳川円です。
もう少しで暑い夏から少し涼しさを感じられる秋がやってきますね。
暑い日々が続くと「早く涼しくなってくれ〜」なんて思いますが、いざ涼しくなり始めるとそれはそれで寂しく感じるという方もいるのではないでしょうか??
今回はそんな秋の始まりである9月のリトミックにぴったりな曲をいくつかまとめてみました。
また曲紹介だけではなく、曲を使ってどのようにリトミック活動をするかのちょっとしたネタ的なものも書かせていただきましたので、これから9月のリトミック活動を考えようと思っている方はぜひ参考にしてください。
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9月のリトミックは月をテーマに
9月には十五夜があるので、月をテーマにリトミック活動をするといいでしょう。
また、十五夜には月だけではなく、月でお餅つきやウサギにまつわる歌も取り入れるとより十五夜の雰囲気を楽しめるかと思います。
ちなみに、2021年の十五夜は9月21日(火)とのことです。
忘れずにチェックしておきましょうね。
【9月のリトミック曲】月
月にまつわる童謡といえば、「でーたーでーたー月がー」の歌詞で始まる【♪月】ではないでしょうか。
この歌は、1911年(明治44年)に「尋常小学唱歌」に掲載された曲です。
1911年というと今から約110年も前になるので、とても長い歴史を持つ歌ということが分かりますね。
【9月のリトミック】大きなお月様と小さなお月様を作ろう♪
音の大小を表現するのに、伴奏の音量が大きい時は大きなお月様を両手で作り、伴奏の音量が小さい時は小さいお月様を作る活動を行います。
慣れてきたら、伴奏の途中で音量を大きくしたり小さくしたりと即時反応を目的とした内容にするととても盛り上がりますよ。
【9月のリトミック曲】うさぎのダンス
十五夜といえばお月様だけではなく、月で餅つきをしているうさぎも忘れてはいけません。
そんなウサギにまつわる童謡といえば、【♪うさぎのダンス】ではないでしょうか。
この歌は野口雨情が作詞を、中山晋平が作曲をした、1920年に発表された曲です。
この二人はこの曲以外にも【♪證誠寺の狸囃子】や【♪シャボン玉】などの童謡を作った名コンビであります。
【9月のリトミック】ウサギになりきってジャンプしよう♪
この曲は、よく動物になりきって表現する際に使用していた曲です。
ウサギになりきって、伴奏に合わせてジャンプをしましょう。
伴奏に合わせてジャンプすることに慣れたら、テンポを速くしたり途中伴奏を弾くのをやめて止めてみたりと即時反応の要素を入れると盛り上がりますよ。
【9月のリトミック曲】虫の声
9月にはいろんな虫の声が聞こえますが、そんな秋の虫の声をテーマにした曲といえば【♪虫の声】ではないでしょうか。
この歌は、1912年(明治45年)に「尋常小学唱歌」に掲載された曲です。
児童はもちろん、高齢者の方にも馴染み深い、日本の老若男女に愛されている曲です。
【9月のリトミック】虫の声を楽器で表現しよう♪
この活動では、虫の声を楽器で表現しましょう。
楽器は鈴、トライアングル、ギロ、カスタネット、タンバリンなどの簡易楽器を用意します。
歌詞に出てくるマツムシはトライアングル、鈴虫は鈴、こおろぎはギロ、くつわむしはタンバリン、うまおいはカスタネットとパート分けし、鳴き声の歌詞のところでそれぞれのパートが楽器演奏をします。
パートに分かれて楽器演奏することで、役割体験にもつながります。
【9月のリトミック曲】とんぼのメガネ
秋によく見かける虫といえば、とんぼですよね。
そんなとんぼの歌といえば【♪とんぼのめがね】でしょう。
この曲は1948年(昭和23年)に額賀誠志が作詞を、平井康三郎が作曲をして作られた曲です。
作詞を手掛けた額賀誠志はお医者さんであったようですが、【♪とんぼのめがね】以外にも数多くの作詞を手掛けています。
【9月のリトミック】片足バランスでとんぼになりきろう‼︎
【♪とんぼのめがね】では【♪うさぎのダンス】と同様、動物になりきる表現活動で行っていました。
【♪とんぼのめがね】の曲が流れると、とんぼのように片足立ちでバランスをとります。
伴奏の合図で足を交互に変え、ゆっくと左右それぞれの足でバランスをとるようにします。
バランスをとることは、子供の発育においてとても大切なことなので、小さい子に非常におすすめしたい活動でもあります。
【9月のリトミック曲】大きな栗の木下で
秋といえば、食欲の秋でもありますよね。
そんな秋の季節に実る食べ物はたくさんありますが、中でも私が大好きな秋の食べ物に栗があります。
栗にちなんだ曲といえば、そう‼︎
【♪大きな栗の木の下で】を思い出される方は多いかと思います。
この曲はイギリス民謡が元になった曲で、作詞・作曲は誰が行ったのか不明となっています。
【9月のリトミック】大きな栗と小さな栗を作って大小の表現をしよう♪
この曲といえば、動画にもあるように手遊びが有名ですよね。
この有名な手遊びを使って、大きな栗と小さな栗で大小の表現をしましょう。
伴奏の音量が大きい時は、大きな栗を手遊びで表現し、伴奏の音量が小さい時は小さい栗を手遊びで表現します。
活動に慣れてきたら、曲の途中で音量を大きくしたり小さくしたりして、即時反応の要素も入れると、集中力を向上とした目的でも活動を行うことができます。
【9月のリトミック曲】村まつり
秋といえば、神社などでお祭りが盛んに行われますよね。
そんな時期にぴったりな曲に【♪村祭り】があります。
この曲は、1912年(明治45年)に「尋常小学唱歌」に掲載された曲であります。
作詞をしたのは誰かまだはっきりとわかっていないようですが、作曲は南能衛が手掛けました。
【9月のリトミック】スティック&太鼓で♩と♪を打ち鳴らそう‼︎
この歌を聴くと、思わず太鼓を打ち鳴らしたくなってしまいますよね。
ですからこの曲ではミニスティックやフレームドラムなどの太鼓を使用すると曲にぴったりで雰囲気が出ます。
ちなみにミニスティックというのは、通常のドラムスティックよりも短くした私が手作りしたスティックのことです。
ミニスティックの作り方などは過去の記事に書いておりますので、興味がある方はぜひ参考にしてみてください。
音楽療法で使用した手作り楽器3選まとめ【金がないならこう作れ】
一人ずつミニスティックを持ったら、四分音符(♩)と八分音符(♪)の二つが入った♩♫♩♩のリズムで繰り返し鳴らすことで、それぞれの音符の長さを表現します。
慣れてきたらテンポを速くしたり遅くしたりして、テンポに合わせた四分音符、二分音符の長さを表現しましょう。
【9月のリトミック曲】もみじ
山や寒いところでは9月ごろから少しずつ葉の色が変わるところがあるかと思います。
そんな時期にぴったりなのが、【♪もみじ】の曲です。
この曲は、1911年(明治44年)に高野辰之が作詞を、岡野貞一が作曲を手掛け、「尋常小学唱歌」に掲載された曲です。
今回ご紹介する曲の中には、明治時代に作られた曲がいくつかありますが、日本の童謡・唱歌はこんなにも長い間愛されているものが多いということがわかりますね。
【9月のリトミック】大判オーガンジーをみんなで振ろう♪
この活動は、参加者全員で大判オーガンジーを持って振る活動の際に使用していました。
オーガンジーを振るタイミングは、4拍子ごとに布を振るようにしていました。
このオーガンジーを参加者全員で持つ活動というのは、一体感を感じることにもつながるのでおすすめです。
また、布の上に100円ショップなどに売っているもみじを乗せて飛ばすと、より盛り上がりますよ。
【9月のリトミック曲】これまで紹介した季節に合わせたリトミックソング
今回は9月の季節にぴったりなリトミックの曲を紹介してまいりましたが、このブログでは9月以外の季節に合うリトミックの曲に関してもまとめております。
もし、他の季節の曲も参考にしたいと思った方は、下記リンクをクリックしてご覧ください。
9月におすすめなリトミックの曲6選まとめ
いかがでしたでしょうか??
9月の季節に合う曲には、日本の古き良き曲がたくさんあります。
ぜひリトミック活動を通じて、日本の素晴らしい童謡・唱歌をたくさん歌ってみてくださいね。
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