発達障害のある子どもは、コミュニケーションが苦手と言われることが多いです。
その理由として、発達障害のある子どもは
- 人と目が合いにくい
- 他者に興味を持ちにくい
などの特性がある場合が挙げられます。
そんな子どもに対して、音楽療法では音楽を用いて、非言語にてコミュニケーション能力が育むように支援を行うケースがあります。
今回は、音楽を用いたコミュニケーションが苦手な子どもの音楽的支援についてお話をしていきます。
コミュニケーションが苦手と言っても内容は様々
子どもが他者とコミュニケーションを取るのが苦手と一口に言っても、どのようなコミュニケーションが苦手なのかによって、内容は異なります。
例えば、他者意識が乏しいことを理由にコミュニケーションを取るのが苦手なのか。
それとも、言語理解が難しいことにより、他者と言葉でのやり取りをすることが難しいのか。
それにより、支援方法が大きく異なります。
そのため大切なのは、その子が一体どのようなコミュニケーションに関して苦手と感じられるのか、細かくみることが大切になってきます。
他者意識を持ちにくい子には共有体験から他者コミュニケーションへ
もし、他者意識を持ちにくいことを理由に、他者コミュニケーションが難しい場合。
私の音楽療法では、共有体験を通じて他者意識へ導くケースがあります。
共有体験とは、簡単に説明すると、他者と同じものや同じ時間を過ごし共有することを言います。
この同じ時間や同じものを共有することで、協調性を高めることや他者への意識を持ちやすい環境へと繋げていきます。
音楽療法で共有体験を感じてもらうために、参加している全児童に同じ楽器を配布し、同じ楽器を、同じ曲に合わせて合奏する時間を設けることがあります。
あえて全員が同じ楽器を持つことで、他者意識を持ちにくい子どもに対して、他者と同じ時間を過ごすだけではない共有できる環境を作るります。
言語理解が難しい子には、音楽のやり取りからコミュニケーションへ
言語理解が難しいことを理由に、他者コミュニケーションが難しい子どもに対しては、音楽のやりとりからコミュニケーションを育めるよう、支援をする場合があります。
音楽は言語を用いなくても参加することが可能です。
この言語を使わないやり取りを音楽で経験をすることで、他者とやり取りが楽しいと感じてもらい、コミュニケーションしたくなる意欲へと繋げるケースがあります。
例えば、子どもがまだ喃語のような、「あ〜」「う〜」という発声をしていたとします。
音楽療法士は、その子どもの発する喃語に合う音程で、「あ〜」「う〜」と同じ声で応答します。
この子ども→音楽療法士→子ども→音楽療法士…のやりとりを繰り返す中で、時に音楽療法士が短い即興音楽にしていく場合があります。
短い即興音楽を繰り返す中で、子どもは自分が発せられる言語に合い、かつ、見通しが持ちやすい環境で、楽しみながら音楽のやり取りを行います。
このような経験を積み重ねることで、言語理解が難しいことを理由にコミュニケーションが苦手な子どもも、少しずつ他者とのやりとりをしてみようという意欲につながる場合があります。
大切なのは、どのような理由で他者コミュニケーションが苦手なのか知ること
最初にも言いましたが、「コミュニケーションが苦手」と一口に言っても、理由や課題は人それぞれです。
音楽療法は、この障害や疾患にはこんなアプローチをするという、処方箋のようはものはありません。
一人一人に合わせた、完全オーダーメイドの音楽を用いた支援が音楽療法です。
そんな音楽療法を体験したい方は、まずはお気軽にお試しセッションにお申し込みください。




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