こんにちは。
音楽療法士&リトミック講師の柳川円です。
突然ですが、今このブログを読んでいるあなたは一体いつ音楽療法という言葉と出会いましたか??
もしかすると、今日、このブログを初めてみたことで音楽療法という言葉を知ったという方もいらっしゃるかもしれませんね。
最近、少しずつ認知度が高まっている音楽療法ではありますが、まだまだ知られていない職業でもありますし、名前を知っていても音楽療法というのは一体どういうことをするのかという理解にまで至っていないこともしばしば見かけます。
一音楽療法士として「もっと音楽療法の名前を普及したい‼︎」という思いから、このブログを発足した部分があるのですが、音楽療法の知名度を普及する上で、今、音楽療法という言葉を知っている人は一体どこで音楽療法と出会ったのかを知ることも大切なのではないか、と思ったのです。
そこで今回は、私自身がいつ、どこで音楽療法に出会ったのかについてまとめてみました。
もしこのブログを読んだ方の中で、ご自身の音楽療法との出会いをシェアしてもいいという方は、コメントなどにあなたと音楽療法との出会いをお寄せいただければ嬉しいです。
音楽療法との出会いを書こうと思った理由
今回、私がなぜ自分自身の音楽療法との出会いについて書こうと思ったのかと言いますと、音楽療法をしている方と出会うことはよくあっても、その方がなぜ今音楽療法士として活動しているのか、そのきっかけや出会いについてお話しをお伺いしたことはないな、とある日ふと思ったからです。
私に音楽療法を教えてくださった実力ある先輩音楽療法士の方々は数多くいますが、その方々がなぜ音楽療法士になろうと思ったかについて聞いたことがあるのは、片手で足りるくらいかと思います。
また、音楽療法の出会いについて知ることは、これから音楽療法を普及していく上で大切なことなのではないかと思う部分もあったので、今回このテーマでブログを書くことにしました。
音楽療法との出会い〜私の場合〜
早速ですが、私と音楽療法の出会いについて書いていきましょう。
私は今現在は休職していますが、以前は児童と高齢者領域で音楽療法を実践するフリーの音楽療法士として稼働していました。
フリーになる前は、常勤の音楽療法士としても稼働していたのですが、そんな私が音楽療法というものを知ったのはいつなのかといいますと、私が中学生のときに出会ったとある著者との出会いでした。
音楽療法を知ったのは日野原先生の出会いが始まり
なぜ私が中学生のときに音楽療法というものと出会ったのかと言いますと、実は中学生時代に同級生を亡くしてしまったことがきっかけでした。
亡くなった同級生とは小学校の頃、同じクラスだったこともあり、お互いによく知った間柄でした。
しかし、そんな身近な同級生が中学生の頃に亡くなってしまい、当時の私としては初めて身近な人の死を見てとてもショックを受けたのを今でも覚えています。
この同級生の死をきっかけに、その後「生きるとは何か」「命とは何か」という死生観に関することをよく考えるようになりました。
当時、今ほどではないのですが家にパソコンもあり、インターネットで検索することができる環境ではあったので、あれこれ自分なりに探してみたりしていくと、とある本が目に入ったのです。
そう、それが日野原先生の本でした。
最初は日野原先生の本から先生の存在を知ったのですが、調べていくうちに日野原先生の本よりも日野原先生自身に興味を持つようになりました。
そして、先生のことを調べているうちに、日野原先生が音楽療法学会の理事長であるということを目にしたのです。
音楽で何か人の役に立ちたいと思った
日野原先生が音楽療法学会の理事長であるということを知った私は、音楽療法というものに非常に興味を持ちました。
当時、私は幼児化からヤマハ音楽教室に通っており、中学生だった当時も趣味の範囲ではありましたがエレクトーンを続けていました。
特にコンクールにも出れるほどの実力もなかったのですが、心のどこかで漠然と「将来、音楽関係の仕事につけたらいいな」と思っていたときに、目に入ってきたのが音楽療法でした。
音楽的技術も実力もないけど、音楽療法という音楽で何か人の役に立てる仕事があるということを知った私は、その頃から音楽療法士というものを少しずつ意識するようになっていったのです。
そして、「もし自分にも音楽療法ができるのであれば、音楽療法士になりたい」という思いを次第に抱くようになったのでした。
様々な音楽関連の職業がある中で私が音楽療法士に心惹かれた理由
このブログを読んでいる方の中にも、音楽関係の仕事をしたいと思っている方はたくさんいらっしゃるかと思いますが、音楽関係の仕事と言ってもたくさんの種類がありますね。
例えば、ピアノの先生などの音楽講師、また音楽を演奏するプレイヤーや演奏家、作品を書く作曲家やアレンジャーなどなど…。
そのような音楽関係の仕事はたくさんあるのに、なぜその中でも私は音楽療法に興味を持ったのか。
その理由を一言で表すのであれば、音楽の持つチカラにとても興味・関心が沸いたからであります。
音楽大学に在学しているときは、プロのプレイヤーの先生に師事してたこともあり、一時はプレイヤーを目指すためにコンクールなどたくさん出場していました。
しかし、出場する中で自分はプレイヤーとしての技量がないということに気づき、「プレイヤーにはなれない」と諦めることにしました。
しかし、音楽療法の勉強をする中で、実際に音楽によって相手の表情などが変わったりする様子をみている中で、「音楽のチカラってすごい」と思うのと同時に、「音楽のもつチカラは他にどんなものがあるのだろうか」と演奏技術を高めることよりも興味が沸いてきたのです。
音楽と向き合う中で自然と音楽療法に心惹かれた
ここまでこれまでの音楽療法に関する自分の人生を振り返ってみて思うこととしては、私は私自身と音楽を向き合う中で自然と音楽療法に心惹かれるようになっていったということ。
私はありがたいことに、中学時代の日野原先生との運命的な出会いによって音楽療法と出会うことができたのですが、出会ってから今までものすごく燃えたぎるような思いになったこともないのですが(笑)、少しずつ音楽療法に対する興味関心が増えていったような感じです。
学生時代もちゃんと授業には出席してましたが、熱い思いがあった感じではなかったので、よく当時の担当講師の先生に今私が音楽療法活動をやっていることをお伝えすると驚かれたりもします(笑)
が、このような熱しすぎず冷めにくい感じで音楽療法に心惹かれたことで、中学時代から興味をもったものを今でも継続することができているのかな、と思ったりしています。
私の音楽療法の出会いは音声配信でも語ってます
今回紹介させていただきました私と音楽療法の出会いですが、過去に出演させていただきました、音楽療法専用楽器メーカー・ソニフル代表のいまたつさんが放送しています、【セラピストはGO・I・S!】にてもお話しさせていただいております。
興味がある方は、ぜひこちらもご視聴ください。
音楽療法との出会い〜あなたと音楽療法の出会いは??〜まとめ
いかがでしたでしょうか??
まだまだ認知度が低い音楽療法ではありますが、最近ではテレビなどメディアでも取り上げられる機会が増えてきていますね。
あなたは一体、何をきっかけに音楽療法を知りましたか??
どのようなことがきっかけで、音楽療法に出会いましたか??
もし、シェアしてもいいという方がいましたら、お気軽にコメントなどにお寄せくださいね。
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