7月高齢者おすすめ曲【浜辺の歌】歌詞の「あした」は「朝」という意味⁉

みなさん、こんにちは。

音楽療法士&リトミック講師の柳川円です。

いよいよ夏本番の7月到来ですね!!

そんな時期には聞いていて涼しくなれるような海にまつわる歌がおすすめですが、中でも【♪浜辺の歌】は高齢者の方にとても人気な一曲です。

このブログを読んでいるあなたも、小学校などで昔歌ったという方が多いかもしれませんが、実はこの歌の最初の歌詞にある「あした」は「朝」という意味であることをご存知でしょうか??

今回は、そんな日本人の多くに愛されている【♪浜辺の歌】についてまとめてみました。

高齢者を対象とした音楽療法活動や介護レクレーションを行う際に、【♪浜辺の歌】を歌うだけではなく今回の記事にあるような豆知識になるようなお話をすると、対象者や参加者の方とコミュニケーションを深めることにつながったり、興味関心を惹きつけることにつながるので、ぜひ参考にしてみて下さい。

 

【7月の高齢者おすすめ曲】浜辺の歌が作られたのはいつ??

今回ご紹介する【♪浜辺の歌】は、一体いつ頃に作られた歌かご存知でしょうか??

この歌は、大正5年(1916年)に発表された曲と言われています。

今から105年も前に作られた歌ではありますが、2007年に「日本の歌百選」にも選ばれるなど、今でも日本国民に愛されている曲です。

【7月の高齢者おすすめ曲】浜辺の歌の作詞・作曲は誰??

そんな日本人の心をつかむ素晴らしい歌の【♪浜辺の歌】ですが、この歌を作詞・作曲したのはいったい誰なのでしょうか??

この歌を作詞したのは林古渓(はやしこけい)という方で、作詞家としてだけではなく、大学講師としても活躍されていた方です。

また、作曲をしたのは成田為三(なりたためぞう)という方で、【♪浜辺の歌】以外にも【♪かなりや】など数多くの作曲などを手掛けています。

どうでもいいのですが、最初この【♪かなりや】の歌詞を見て「何、この歌詞⁉ちょっとかわいそう!!」と驚いたのを今でも覚えています。

気になる方は、ぜひ歌詞をチェックしてみて下さいね。

【7月の高齢者おすすめ曲】浜辺の歌の歌詞は何番まで??

ここで突然のクイズなのですが、【♪浜辺の歌】の歌詞は何番まであるかご存知でしょうか??

おそらく多くの本には3番までの歌詞が載せられているかと思いますが、一説によると4番まであったといわれているそうです。

また、作詞をした林古渓は3番を歌われることを好まなかったといわれており、教科書に掲載される際は3番が省かれて掲載されたといわれています。

なぜ気にならなかったのか、実際にその当時の教科書も見てみたいなと思いますので、ここに関しては今後調査を進めて何かわかりましたら追記していく予定です。

 

【7月の高齢者おすすめ曲】浜辺の歌の歌詞の意味は??

では、ここからはブログの序文にも書かせていただきました【♪浜辺の歌】の歌詞の意味についてお話をしていこうかと思います。

ちなみにこちらの歌は、曲、歌詞ともにP.Dとなっている作品です。

まず、【♪浜辺の歌】の歌詞をご紹介します。

1、

あした浜辺を さまよえば

昔のことぞ しのばるる

風の音よ 雲のさまよ

寄する波も 貝の色も

2、

ゆうべ浜辺を 回れば(もとおれば)

昔の人ぞ しのばるる

寄する波よ かえす波よ

月の色も 星のかげも

3、

疾風(はやち)たちまち 波を吹き

赤裳(あかも)のすそぞ ぬれひじし

病みしわれは すでに癒えて

浜辺の真砂(まさご) まなごいまは

以上、3番までの歌詞でできています。

この歌は大正時代に作られた曲で文語調の表現で歌詞が書かれているので、現代の言葉とは異なる意味で表現されている箇所があります。

まず、1番の歌詞の頭は「あした浜辺を さまよえば」という歌詞で始まっていますが、実はこの「あした」というのは「明日」という意味ではなく「朝」という意味と言われています。

ですから、最初の「あした浜辺を さまよえば」というのは「明日浜辺を さまよえば」ではなく「朝、浜辺を さまよえば」という意味になります。

また、2番の歌詞は「ゆうべ浜辺を 回(もとお)れば」という歌い出しになっていますが、この「ゆうべ」も「昨日の夜」という意味ではなく「夕方」という意味といわれています。

一見、何も知らずに歌うと、「ゆうべ浜辺を 回れば」というところを「昨日の夜、浜辺を回れば」という意味で歌ってしまいそうですが、実は「夕方、浜辺を回れば」という意味なんです。

【7月の高齢者おすすめ曲】浜辺の歌を歌うときは歌詞の意味を説明しよう

ここまでご紹介したように、【♪浜辺の歌】の歌詞は大正時代に作られたこともあり、現代の言葉とは少し違う意味で表現されている箇所があります。

私はこの歌を高齢者領域の音楽療法で選曲する際は、歌う前にまず歌詞を読むことから始めます。

歌詞を読むことで発声練習につながるという意味もあるのですが、この歌はそれだけではなく、歌詞を読みながら先ほど紹介した歌詞の意味を対象者の方にお伝えすることで、歌に対する興味関心を高めることやコミュニケーションを深めることにつながるという意味でも行います。

例えば、私が歌詞読みを先導しながら説明をすると、対象者の方の中から「初めて知った」などの意見や感想をいただくことがあります。

そんな対象者の方の発言をきっかけに、他の対象者の方も「私も初めて知った」とお話されたりと、1つの話題からコミュニケーションにつながることがあります。

音楽をきっかけにコミュニケーションを深めることも、音楽療法では取り組まれることがありますので、そんな目的・目標を持って選曲されたり活動を進行させるといいでしょう。

【7月の高齢者おすすめ曲】浜辺の歌の歌詞に合う写真なども用意すると◎

また、対象者や参加者の方がより【♪浜辺の歌】の歌詞をイメージできるように、楽器や写真などを用意するのもおすすめです。

例えば、私はよく【♪浜辺の歌】などの海にまつわる歌を選曲した際、歌を歌う前にオーシャンドラムなど海をイメージできる楽器をお見せして海をイメージしてもらってから歌うという活動の流れが多いです。

オーシャンドラムはこちら

また、先ほど紹介したように歌詞の意味をよりイメージしやすいように、例えば1番の歌詞の意味を説明した後に朝の海の写真を提示したり、2番の歌詞の意味を説明した後に夕方の海の写真を提示すると、より歌詞のからのイメージがしやすくなるでしょう。

ぜひ、あなたが音楽療法を行う対象者や参加者の方に合った活動提示や内容は何がいいのかを考えながら、参考にしてみて下さいね。

 

【7月の高齢者おすすめ曲】浜辺の歌を歌いやすいキー(調性)で弾こう

この歌の原曲のキー(調性)のまま高齢者の方に伴奏してしまうと、高齢者の方にとって高く歌いにくい音が多く出てきます。

ですからこの歌を高齢者の方に向けて伴奏する際は、高齢者の方が歌いやすいキー(調性)にする必要があります。

そんな時に参考になるのが、音楽療法士の菅田文子先生の楽譜です。

先生が出版している楽譜はいくつか種類があるのですが、音楽療法の必須100曲 高齢者編には、今回ご紹介した【♪浜辺の歌】が高齢者の方が歌いやすいキー(調性)に移調された楽譜となって掲載されています。

ぜひ、高齢者の方が歌いやすい音域の楽譜を探している方は、参考にしてみて下さい。

菅田文子先生の【音楽療法の必須100曲 高齢者編】はこちら

 

7月の高齢者おすすめソング

今回は7月の夏本番な時期におすすめな【♪浜辺の歌】の曲について書かせていただきましたが、この曲以外にも7月におすすめな曲はたくさんあります。

今回ご紹介した曲以外に、7月の季節におすすめな高齢者の方な曲を知りたいという方は過去の記事にまとめておりますので、参考にしたいという方は下記リンクよりクリックしてご覧ください。

7月の高齢者音楽療法・介護レクレーションにおすすめな曲はこちら

また、7月以外の季節におすすめな高齢者の方向けの曲を知りたいという方は、別の記事にてまとめているので、こちらを参考にしてください。

12カ月の高齢者領域の音楽療法おすすめな曲はこちら

 

7月の高齢者おすすめ曲【浜辺の歌】の「あした」は「朝」という意味⁉まとめ

いかがでしたでしょうか??

いつも自然と口ずさんでいた歌も、歌詞の意味を改めて見直してみると歌う時のイメージが大きく変わりますね。

きっと、高齢者の方の中にも同じような感情を抱く方もいらっしゃるかと思いますので、ぜひ、介護レクレーションや高齢者領域での音楽療法で【♪浜辺の歌】を選曲される際は、今回ご紹介した歌詞の意味のご紹介をしてみて下さいね。

 

2 件のコメント

  • 柳川先生、ありがとうございます。

    ライブで、この内容をそのままやって欲しい。
    そして、関連曲を含め、三曲くらいあるといいですね。

    リスナーからの質疑は、全て終了後で良いと思います。

    ぜひ、お願いします。

    • コメントありがとうございます‼︎
      ライブというのはスタンドFMでのライブのことでしょうか??
      体調が良くなってきましたらまたライブ活動を再開していこうと思いますので、
      再開後のご意見として参考にさせていただきます。
      今後ともよろしくお願いします。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です